セブの幼稚園とセブでゼロからの英語学習(事業に向けて編)

早いものでもう7月になり今年も半分が終わってしまいました。去年の暮れから新居でのカミさん家族との生活が始まったわけですが今現在は私とカミさんに両親、妹カップル、姪二人、甥一人、弟カップルで「11人いる」(クドカンのドラマでありました。)状態です。相変わらずの質素な貧乏暮らしですが賑やかに暮らしています。

7月1日に、セブのマクタン空港の第二ターミナルがオープンしました。国際線はこちらのターミナルに集約されます。旅客処理能力も2.8倍の1,250万人なったとのこと。

現在、国際線はマニラの発着が圧倒的に多く、海外からフィリピンに来るにはまずはマニラ経由というのが一般的ですが、今後はセブもハブ空港として、さらに便利になると思われます。

日本からの直行便も、今は成田からのフィリピン航空、セブパシフィックとバニラエア、関空からはフィリピン航空だけですが、LCCの便も増えるのではないでしょうか。

近日中に日本に一時帰国する予定なので、第二ターミナルを紹介できると思います。

(INQUIER.NET;Read more「New Cebu airport terminal leaves good impression on passengers;Follow us: @inquirerdotnet on Twitter | inquirerdotnet on Facebook」)

あと、サッカーは日本頑張りましたが、惜しくもベルギーに敗退しました。私は熱烈なサッカーファンではありませんが、テレビで応援したかったです。

ポーランド戦の戦術が大変な議論になりましたが、個人的にはあるサイトで紹介されていたネットの声の「決して強くは無い日本代表が必死になって死に物狂いで、恥を忍んで手に入れた決勝トーナメント。せめて日本人くらいは祝福してあげましょう」という意見に共感します。

でもその時の批判を打ち消すくらい、海外メディアも称賛するような試合だったようでよかったです。

姪っ子が幼稚園に通い始めました。

フィリピンは6月が新学期、新入学シーズンです。3歳になる姪っ子が先月からから、ナーサリースクール(nursery school)というのに通い始めています。

父親が買ってあげた鞄は、1か月も持たずに早くもファスナーが壊れてしまいました。そういば私がセブに来て買ったデイバックも、数か月で穴が開き、学校の先生が縫って補修してくれたのを思い出します。

日本ではリペアショップはあっても、買った方が安い場合も多く、利用する機会は少ないと思いますが、フィリピンでは安く修理してもらえます。

例えば、5年前に日本から持ってきたナイキのスポーツシューズは、底が剥がれてすでに二度補修に出しており、見た目はだいぶよれよれですがまだ使っています。確か100ペソ位だったと思います。

「nursery school」を辞書で引くと、保育園とでています。日本の認可保育園だと、親が共働きであったり特別な事情で面倒をみられない等の入所条件がありますが、フィリピンでは家族や親戚が世話したり、ベビーシッターを頼む方が一般的です。

また学校の時間も、午後から3、4時間くらいと短く保育園というよりかは、幼稚園(Kindergarten)になるかと思います。

私がフィリピンに来た2013年は、フィリピンの教育制度の大改正の話題をあちらこちらで聞きました。それまでの初等教育6年間、中等教育4年間の「6-4制」の義務教育機関が延長されたのです。

この時の制度改正については、「MomCenter」というウェブサイトの「When Should My Child Start School」など多くの記事があります。「私の子供はいつ学校に行くべきか」。義務教育のスタートが早くなり当時は結構混乱したようです。

日本では住民票があれば、親がぼーっとしていても?行政がしっかりと把握してくれます。文部科学省では「義務教育諸学校における居所不明の児童生徒の把握等のための対応について(通知)(平成25年3月)」というような通知も出して、児童相談所と連携して、住民票未届け児童や無戸籍児童,DV被害などの問題に対応しています。

フィリピンでは戸籍制度はなく、日本のようなしっかりとした住民票システムもありません。ですから行政はそこまできめな対応はしてくれません。

例えば日本だと、住民登録をしていれば選挙になると投票の通知が来ますが、フィリピンでは、地方自治体のバランガイ選挙や大統領選挙などの選挙で投票するには投票人登録が必要です。

現行の教育制度は「K to 12 program」といいます。幼稚園(Kindergarten)(1 年)から小学校(Primary Education)(6 年)、中学校(Junior High School)(4 年)、高校(Senior High School)(2 年)の基礎教育 13 年間が基礎教育期間とされました。

日本だと小学何年生とか中学何年生とか言いますが、フィリピンではグレードで表します。小学一年生はグレード1で義務教育終了時はグレード12になります。

考えてみると義務教育期間を比べると、日本は小学校6年間と中学校3年間の計9年間ですから日本より長いのです。

詳しくは2011年の記事ですがジェトロ:Jetoro(独立行政法人日本貿易振興機構:Japan External Trade Organization)、の「基礎教育を6-4制からK-6-4-2制へ」などにも説明があります。

政府のホームページでの義務教育の一覧表です。

で、姪は3歳なのでまだ義務教育ではありません。

学費を聞いたら3,000ペソとのこと。日本円で7,8千円という感じでしょうか。

結構するなあ。と思ったら月額ではなく年額とのこと。国の補助とかでているの?ときいたらプライベートなのでそういうものは無いと思うとのこと。

実はカミさんのスカラーシップ (奨学金:scholarships)を援助してくれた財団が経営していて基本的には寄付金で賄っているのだそうです。

下の写真は実際の授業風景です。フィリピンでは必需品のスピーカーも見えます。言葉などの幼児教育だけでなくモノを片付けたりといった”しつけ”も習います。

フィリピンの教育の特徴でよく言われるのは英語教育は公用語であることからも充実しているが数学に関しては非常にレベルが低いということです。

フィリピンの英語教育については今後調べていきたいと思っています。

初級者の英語学習について

今日は中断している私の英語学習の体験をブログテーマとした「ゼロからの英語学習」の続きで、私のような超が付く初級者にとっての英語学習全般について及び私が今考えている事業について少しお話ししたいと思います。

英語学習初心者の方向けで話の流れとしては

  1. 私の考える初心者の英語勉強法
  2. フィリピン語学学校に通った経験など
  3. 私が考えている英語学習事業

です。

対象者

なお、今日のお話しの対象と考えるのは下記のような方です。レベルの高い方には参考にならないかと思うので申し訳ございません。

  • 英語初級レベル
  • 英語に苦手意識がある方
  • 学校での英語学習から時間がたっている方
  • 年齢的に記憶力や勉強する体力気力が落ちている方
  • 人生をリスタートするため一から英語を学びたいと思っている方

上記はいずれも私に当てはまるものです

英語勉強法(私のケース)

初級者といっても、英語学習方法は10人いれば10通りの方法があると思います。それぞれの年齢、基礎学力、学習能力、性格、体力によって異なります。スポーツジムでのトレーニングと同じで、自分のペースで自分に合った学習方法を見つけることが大切です。

私自身は語学留学した時の年齢は40代半ばで、基礎学力はTIECでは最低レベル、学習能力も近年は記憶力低下を感じており、性格は飽きっぽく、体力もすっかり衰えているというなんともトホホの状態でした。

ざっと私が自分の英語学習体験を通じて思っていることを挙げます。

  • まず基礎学力をつける。今まで勉強していなかったことを悔やんでも仕方ないので前向きに考える。
  • 文法、語彙、リスニングといった基礎学力は独学で十分
  • 基礎力をつけるのに高い教材を買う必要もはない
  • 英語学習は地道な毎日の勉強の積み重ね。幼児の英語習得とは異なり聞き流しなどで自然には身につかない。
  • スマホやiPotを最大限に活用。スキマ時間は必ず英語に触れる
  • 単語をそのまま覚えるより短いフレーズで覚える方が効果的
  • 少しづつでいいので単語は日本語訳ではなく英語の語感を身につけるよう英英辞典に慣れていく
  • 一つ一つを「読めた」「書けた」「聞きとれた」「話せて通じた」事を積みかねていく
  • リスニングには「Netflix(ネットフリックス)」の利用がおすすめ
  • 英語は声に出すことが大事。黙読や、ただリスニングするのではなく必ず声に出す
  • 「シャドーイング」「オーバーラッピング」はランニングと同じで基礎力をつけるためにはとにかく大事
  • とりあえず日常で「英語で考え」てみる。そんなに難しいことではなく最初は”ルー大柴”でよい(※)
  • 無理せず少しづつでよいので、日常的に日本語で聞いたり話したり考えたことを英語だったら何というだろうと考えてみる
  • 発音と会話の練習には相手のいるオンライン英会話教室は効果的
  • 言語はツール。使わなければ錆びてしまう。継続して話せる方法を見つける
  • ペースは人それぞれ。自分のペースで焦らない
  • スポーツや楽器の習得と同じで練習の苦痛だけではそのうち辞めたくなってしまう。継続のためにはモティベーションとなる楽しみ、目標が必要
  • 英語圏への海外旅行は目標にもなる。この場合は日本語ガイド付きのパッケージツアーではなく一人旅を目標にしたい。不安があれば最初は日本語ガイド付きで練習し、2度目は個人旅行というのもよい
  • 資格や上級レベルを目指すなら語学留学という選択肢もあり。ただし短期間だと効果は実感できないかもしれない。
  • 初級者が日常英会話レベルを目指すのであれば費用対効果という点で英語教室や語学留学は割高に感じられる

※ルー大柴の英語学習

基礎力をつける

文法の勉強

英語と日本語の文法の違いはきちんと理解しておく必要があり、ある程度英語力がある場合は、英文で書かれた文法参考書や留学、オンラインレッスン等で英語で学ぶこともできますが、初級者に関しては自習で日本語の文法参考書で学ぶ方が効果的だと思います。

定番ですが「一億人の英文法」や「forest」が良いと思います。(私は英語学校を卒業してからサボっています)

語彙の勉強

スキマ時間にアプリを活用し覚えるのが効果的だと思います。最終的に会話においては分からない単語があっても自分の持っている語彙を駆使して言い換えで対応することになります。

つまり、英英辞書での説明文を辞書を開かなくとも理解できるようにはなるのが目標です。(私はまだまだですが)

シャドーイング、オーバーラッピング、暗記

これも定番ですが、NHK「おとなの基礎英語」講師である松本茂先生の「速聴速読・英単語」シリーズやDUOなどで地道に勉強するのが一番だと思います。

シャドウイングは文章は見ないで音声の後をついて発声します。一方オーバーラッピングは文章を見ながら、音声土同時にかぶせて音読します。

暗記は「ターゲット1900」などのショートセンテンスの例文が音声で聞けるアプリなどが使いやすと思います。聞いた例文を暗記して発声します。

カランメソッド、DMEメソッドについて

フィリピン語学留学やオンラインレッスンでも取り入れられている「カランメソッド」や「DMEメソッド」などの手法はまず講師が質問をして生徒が答えることを繰り返します。実は私もこのレッスンを受けていました。

このレッスンでは、先生と一問一答方式で生徒が答えるという訓練を続けます。英語を聞いて「えーと」と日本語に変換する間もなく理解し、日本語を英語に変換する間もなく答えるいわゆる「英語脳で話す」ことを目指すトレーニングです。また、その回答で定冠詞のつけ忘れなどの細かい点も指摘され直します。

実際に6人くらいの先生からレッスンを受けて見ると先生のレッスン技量にも差てくるのが分かります。教科書通りにただ進める一問一答の暗記レッスンになってしまう可能性もあります。それはそれで学習にはなるのですが、先生によってはもっと会話力というか応用力をつけるようなレッスンにもなります。

リスニングはネットフリックスがおすすめ

参考書やアプリを使った地道な勉強は必要ですが、そればかりでは疲れてしまいす。スキマ時間を活用し毎日30分から1時間ずつでも続けることが大事です。

しかし好きな映画なら苦痛なく覚えられます。以前ご紹介したTEDやミュージックのウェブサイトもいいですが映画の方がさらに苦労なく勉強できます。映画やテレビ番組の動画配信サービスの「ネットフリックス」は語学学習にも適しています。

しかし初級者の場合は、英語音声で英語字幕だとほとんど内容が分からないし、一方英語音声で日本語字幕だと、ほとんど英語で何を言っているのか聞き取れず、ただ意味の分からない外国語を聞いている状態です。

そのため、映画を使った英語の勉強では、一般的に最初は日本語字幕で一通り観て、二回目は英語字幕で観るというのを繰り返す勉強法が勧められています。

ソーネクストの「超字幕」という英語教材があります。実は私もいくつか持っています。このシリーズの特徴は映画で日本語字幕と英語字幕を同時に出せたりワンボタンで会話の少し前に戻せる機能あり非常に効果的に英語が学べます。

有料になりますが、ネットフリックスでもパソコンで「超字幕」の様に日本語、英語字幕を同時に出すことができます。このためには「google chrome」 の機能を利用する必要があります。

まず「chrome ウェブストア」で「Netflix 同時字幕で英語学習」で検索します。ここで登録すると3日間の体験版を使用できます。気に入ったら月額97円で購入できます。

登録後はchromeの右上の「設定ボタン」から「その他のツール」ー「拡張機能」を選択するとインストールしてある拡張機能を管理できます。

登録するとchromeの右上にアイコンがでてきます。機能としては「日本語・英語同時字幕、再生速度の変更(0.1倍速ずつ変更)、3秒巻き戻し機能、字幕位置の調整、字幕の大きさなどがあります。

あと英語学習に便利な機能として「セリフの終了直前に一時停止」ボタンを押すと自動的にセリフごとに一時停止になります。そこで「ひとつのセリフをリピート再生」と現在表示されているセリフの開始地点に移動して再度再生します。これでひとセリフを何度も繰り返し再生できます。

また分からない単語が出てきた場合の「字幕の英単語の表示」も便利で、英語字幕の英単語をクリックすると「英辞郎 on the web」ページが開きます。

当然ですがもとのネットフリックスの動画が日本語字幕と英語字幕に対応していないとこの機能は使えません。

なお、スピードの変更などの機能は無料の「super Netflix」等もあります。この「choromeの拡張機能」は他にも便利な機能が沢山あるので別の機会にご紹介したいと思います。

なお実際はこんな感じです。

発音・会話の練習

pronunciation(プロナンシエイション:発音)やconversation(カンバセーション:会話)の練習はやはり独学よりかはちゃんと先生に教えてもらった方が早く確実に上達すると思います。

ネイティブの先生を見つければ一番良いですが、でなければフィリピン語学留学やオンラインレッスンが選択肢になるかと思います。

シェアリングエコノミーによる英語オンラインレッスンは「カフェトーク」「atlas」や「フラミンゴ」など個人の先生を紹介するシステムではネイティブ講師による英語レッスンが多く登録されています。

実践練習

基礎力をつけると同時に、ツールとしての英語を実感するためにも、実際に他人との会話で練習したいものです。

以前でしたら、駅前留学といった英会話教室が英語学習の定番でしたが、その後はオンライン英会話レッスンなど選択肢が増えてきました。

お金に余裕のあり、まとまった休みが取れる方は語学留学などもいいですが、最近はシェアリングエコノミーでのオンラインレッスン等も増えきました。

レッスンでなくとも、ネットでチャットをするだけでも十分勉強になると思います。ただ初級者には敷居が高いかもしれません。その場合は、英語があまり上手くないことをプロフィールに入れておけば配慮してくれると思います。

フィリピンでの英語学習は効果があるだろうか

セブでの語学留学の経験は、以前もお話ししましたが、改めて少し触れたいと思います。

フィリピン留学をする前に、短期間で英語を学ぶための方法を、フィリピン留学に関わらず比較しました。欧米、オーストラリアの英語学校や、フィジー、インド、インドネシア、それに日本国内で合宿するものもありました。

比較検討して最終的にはフィリピン留学に決めたのですが、実際に通ってみたうえでの感想を述べたいと思います。

また、以下の英語学校に関する情報は、私自身の経験や知人から聞いた話をもとにしています。また聞きのまた聞きではありません。

英語初心者にとってのフィリピン学習

英語というのは、ネイティブにとっての言語というだけではなく、世界の公用語としての言語ツールという役割を担っています。実際の会話においては、大抵のシーンで流ちょうに話せない外国人に対しては聞き取りやすく話してくれますし、文法や発音が間違っていても、くみ取ってくれます。

仕事でバリバリ英語を使いたいという人は、できるだけネイティブの国で留学したほうがいいかもしれません。まだそこまでの自信がない方や、日常会話レベルを目指している方には、フィリピン留学は他国に比べると割安に学べる点で、メリットはあると思います。

フィリピン英語でネイティブには通じないのでは、という疑問もあるかもしれませんが、私の高校生の姪っ子も、普通にネイティブの外国人とスカイプで会話しています。発音の奇麗さは私には分かりませんが、少なくともフィリピンの義務教育レベルで、十分ネイティブとのコミュニケーションは取れます。

カミさんの従妹はオーストラリア人と結婚したのですが、以前はコールセンターで働いていました。それくらいになれば、文法や発音共にネイティブによる審査をパスしているので、私でもきれいな発音と分かります。

フィリピン英語留学の利点

  1. 留学は英語漬けになるため、それなりの効果はあります。とはえいえ、英語学習はスポーツと同じで、短期間に劇的に上達するものではなく、それは語学留学であっても同じです。
  2. 英語初心者で、マンツーマンレッスンを希望される場合は、フィリピン留学のみが選択肢になるでしょう。
  3. 海外旅行経験や英語力に自信のない方は、欧米やオーストラリアへの語学留学や、ワーキングホリデーの前にフィリピン留学をする、いわゆる二か国留学はある程度効果的と思われます。

フィリピン英語留学における課題及び問題点

  1. 留学エージェントに質の差がある
  2. 学校の質に差がある
  3. 講師の質にばらつきがある
  4. マンツーマンレッスンは相性の合わない講師が担当になると苦痛(講師の変更が可能かどうか)
  5. 欧米の語学留学に比べて安いとは言っても結構な費用はかかる。安さを過大広告している学校もある
  6. 環境(衛生面や寮の設備や食事)に問題があったり対応できず勉強に集中できなくなるケースがある
  7. 留学期間だけ勉強しても、その後継続しなければあまり意味がない

オンラインレッスンについて

  1. 日本にいても、比較的安価で英語学習を継続することができる
  2. 色々な講師を選べ、自分に合った講師を探すことができる
  3. レッスンの内容も豊富で、自分に合った内容を選ぶことができる
  4. 英会話教室などと比べ、自分に合わなければ比較的簡単に退会できる

長期の語学留学の注意点

希望の学校が決まったらキャンセル料を確認しましょう。実際に通ってみると学校が合わなかったりフィリピンの環境(衛生面や食生活)が合わないというケースもあります。

また病気や家族の事情で帰国しなければならないケースもあります。留学エージェントを利用する場合はその場合のフォローがあるか確認しましょう。

キャンセル料が必要な学校を選ぶ場合は、最初は1~2か月の短期間で申し込むという手もあります。学校は夏休みや春休みのピークーズンを最大に想定しているので、それ以外の時期ははほとんどの学校は飛び込みでも空きがあります。

私の場合は、4カ月目には寮を出て、アパート暮らしを始め通学プランで学びました。日本語から離れるためと生活という実践のなかで積極的に英語を使うためです。卒業後は別々の時期に4人の英語家庭教師のレッスンを受けました。

フィリピンでの英語家庭教師について

英語留学というほど仰々しくなくて英語会話のレッスンを受けたいといういう方であれば、家庭教師だとかなり安く勉強できます。上記のように私は4人の家庭教師のレッスンを受けました。

家庭教師については、インターネットを利用したオンラインレッスンがありますが、フィリピンにもあります。オンライン上だけでなく実際に会ってレッスンを受けるマッチングサイトもあります。

ただ英語初級者でフィリピンでの生活経験も少ない場合は、自分で探すのは困難で失敗する確率も高くなります。自分に合ったスキルの高い家庭教師をみつけることができるかどうかが問題となります。

いくつかの語学学校のサイトでフィリピンで観光ビザで家庭教師で英語を学ぶのは違法であるというように書かれているものがあるのですが、個人的には疑問を持っています。

家庭教師に関しては学校側の問題は発生しないので、理由としては「観光ビザで滞在している外国人が『SSP(Special Study Permit)』を受けずに家庭教師に英語レッスンを受けることが違法である。」という趣旨なのかと推測されます。

しかし政府HPでのSSPの説明によれば「英語学校として認可を受ける場合はSSPを申請することができる。SSPを取得した学校は観光ビザで滞在する外国人を受け入れることができる。一方、SSPを取得している学校の生徒はSSPを申請しなければならない」というのではないかと思うのです。

一方家庭教師側に法的な問題があるかどうかですが、日本では法律上「認可」と「許可」の違いというのがあります。

まず「認可」ですが、認可外保育園というのはベビーホテルや託児所を含め、6人以上の子供を保育する場合は都道府県等への届出が必要ですが、自由に事業を行うことができます。国の助成金を受けるためには一定の設置基準を満たし「認可」を受ける必要があります。

一方「許可」ですが、運転免許証を持っていない人は車を運転してはいけません。二種免許を持っていない人は原則として不特定多数の乗客を乗せる仕事をしてはいけません。前回お話しした「白タク」です。

日本で家庭教師を制限する法律はありませんし、フィリピンでも同様です。

フィリピンには留学ビザというものがありますが、これは大学等に留学する場合に発行されるビザです。SSPというのは留学ビザではありません。語学学校に通う場合は観光ビザが交付されます。

では、観光ビザでフィリピンに入国した外国人がフィリピンで家庭教師に英語のレッスンを受けるという行為ですが、24時間英語を勉強しているわけではありませんし、当然買い物を含め観光もするでしょうから観光の一部として考えられるのではないでしょうか。

日本の観光ビザの交付は非常に厳しく、フィリピン人が日本のビザを取得するためには滞在予定のスケジュールも示さなければなりません。これはオーバーステイを防ぐために厳しく審査しているためです。

それと比べるとフィリピンでは、観光ビザでも最大3年間は滞在できますし、延長を忘れてもペナルティ料金を払えば強制退去ということはまずありません。

観光ビザで滞在しているノマドワーカーは沢山いますし、リタイアメントビザなど取らずに実質的に移住している人もいます。

ただし、2015年でしたが、就労許可を取らずに語学学校で英語を勉強しながらコールセンターで働いていた日本人約60人が逮捕されるという事件が話題になりましたが、関係者は行政機関にも確認して合法という認識だったとの報道もあります。このようにフィリピンでの法律問題は一筋縄ではいかない難しさがあります。

ということで、私は基本的には英語学校に通う場合はSSPが必要ですが、家庭教師に教わる場合は必要ないと考えています。

では例えば将来ゲストハウスを経営した場合に、場所を提供して家庭教師を手配するとしたらどうなるでしょうか。それが学校としてみなされればSSPが必要となる可能性があります。それ自体がビジネスとみなされれば営業許可も必要になるかもしれません。

これらの点は、今後英語関連事業を行う際にはきちんと確認したいと思っています。

私の英語学習事業プランの内容

以上のことを踏まえて今考えている英語事業について少しお話ししたいと思います。あくまで将来に向けての頭の中の構想なのですが、お時間があればお付き合いください。

1継続するために

英語学習は、とにかく多くの方が色々な方法を試しつつ挫折してしまいがちです。励ましあいながら学習を進められるコミュニティ型会員(サークル)制にしたいと思います

日本においては、オンライン英会話レッスンに加えオンラインサークルで定期的な学力テストやコミュニティールームを設け、継続して学習を続けられる環境を構築したいと思います。

2実践

英語を使ってセブに滞在します。短期の方は観光を、中長期の方には生活サポートにより実践を支援します。また、語学学校への留学を希望する方や、オーストラリアへのホームステイやワーホリを希望する方も支援します。

セブでは家庭教師を紹介したり、普段オンラインレッスンを受けている講師に実際に会って、直接レッスンを受けることができるよう支援します。

将来的にはアパートメントとゲストハウスを拠点とし、欧米からのゲストとも英会話の実践ができて、費用的にも安く英語体験を楽しむことができるようにします。

自分を変えるための英語

大前研一氏の「大前流『自分を変革する』3つの方法」(PRESIDENT Online )では自分を変革する方法として「時間配分を変える」「住む場所を変える」「付き合う人を変える」が挙げられています。

「今年こそは」と自分を変えたいと決意するにあたって「『漫然』というのが一番いけない。漫然と過ごした時間は頭が働いていないし、スキル向上にも役立たない。働かない頭脳は1年後には確実に退化している。」のだそうです。

私の場合は「英語を学ぼうと決意して自分の時間を費やし、セブという今とは異なった環境で違う文化や価値観を持つ人々と付き合う」と意図せずこれらのことを実践していたことになります。

ところで以前、教育関係に勤めていた私の知り合いが、ニート・引きこもりというような言葉が世の中に広まり社会問題としても意識されだした頃に、いち早くこの問題に取り組んで、退職後に田舎で農業を行うというような支援活動を行っていました。

私自身は仕事でも直接そういった問題には関わってはいませんでしたが、福祉の業務をしていた時に貧困問題と関連して関心はありました。

一口にニート・引きこもりといっても状況は人によって異なり、また色々なタイプがあり支援の仕方も様々です。個人的な意見ですがフィリピンで生活して英語を学ぶというのも一つの方法なのではないかと思います。

私の場合は仕事を続けることをギブアップして退職し、特技もなければ手に職もない状態で、退職した時点では当面の生活費の心配はなかったものの、全く先が見えなず毎日ぶらぶらと過ごす中年ニート状態でした。

フィリピンのような南国で、口では「貧乏で大変だ」と言いながらも、それほどあくせくせずに日々楽しそうにしている人たちを見ていると、まず日本での張り詰めた緊張の糸を緩めることができます。(もっともそこでそのような生活にハマって仕事もせずに生きていこうと思ってしまうとダメなのですが。)

異なった言語を学ぶ時間を作り、異なった環境で、異なった文化を持つ人々と暮らす中で人生にとっていい変化が訪れるかもしれません、

生活費も日本よりずっと安いです。ただし語学学校に通うと結構かかります。最初は語学学校ではない英語学習でもいいのではないかと思います。

中高年からはじめる英会話とゲストハウス

あとは私のような年齢で英語を始めることは大変ですが、逆にその大変さが認知症対策にもなるとの調査報告もあるようです。そういった意味で「シニアから始める英会話」は単に英語を学ぶ以上の意味があると思います。

今お話しした英語学習事業は講師の報酬や諸経費で赤字にならない程度で何らかの形で事業として成立させられたらなあと思っています。

私は将来的にはローカル及び中・長期外国人滞在者向けアパートメントに自宅兼ゲストハウスを併設し、そこを拠点として私が日本での地方自治公務員生活のなかで経験などを踏まえた活動をしながらコミュニティーをつくりたいと思っています。

ちなみに私が働いた分野は大きいくくりで言うと「教育」「福祉」「保健」「土木」などです。地方自治体が「暮らし」のセーフティーネットを担っているのですが、近年、行政だけでは無理があり企業なども含めた地域コミュニティとの協働が必要とされ特に「福祉」や「防災」などは様々な取り組みがなされています。

地元の人たちと外国人の混合のコミュニティーで「教育」「保健」「医療」「生活」「防犯」「防災」「雇用」といった問題に異文化交流しながら取り組めたらなあというものです。

これらについては、また別の機会に詳しくお話ししていきたいと思います。

英語教育事業が何の関係があるかと思われるかもしれませんが、それらのコミュニテーのなかで、まず私のように英語全く分からない人に滞在してもらうには、まずは安価で英語を学ぶ場というのがあるといいなと思うのです。

まずは英語をベースとして、日本人以外には日本語教室、フィリピン人以外には現地語(セブアノやタガログ語)の無料レッスンなども行い片言でも多言語でコミュニケーションが取れるようになればと思っています。

それで、英語教育の事業を行うのであれば、私程度の英語力で他人様に対して、英語学習ビジネスで利益を得ようなどというのはおこがましいので、赤字にならないくらいの事業にできないかなあと思っています。

苦手な英語を克服するサークルづくりで、私自身の英語力アップにつなげるので十分という気持ちがあります。

今日はずいぶん長くなってしまいました。二回に分ければよかったかな。

チケットはまだとっていませんが、そろそろ一時帰国の準備を始めようかと思ってます。

ニュースで桂歌丸さんの訃報を知りました。「笑点」は私が父とチャンネル争いをしなかった数少ない番組でした。ご冥福をお祈りいたします。

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