「プランB」で行こう!(セブ島の田舎暮らし)

今日は以前お話したビジネスに関する話の続きです。

「プランB」で行こう!

これまでの流れ

2017年に新規事業について基本的なコンセプトをもとに日本で開業届を出したもののタクシービジネスが落ち着かず保留。

3年を経てようやくタクシービジネスのコンソリデーション(フランチャイズの名義変更手続き)が完了し、新規事業に向けて進めることに。

そんな折、フランチャイズを売却したいというオーナーの話があり、まず、フランチャイズを購入できないものかと思案していました。

ここまでの話は、以前の投稿でお話したところです。

見込み違い

以前から、銀行マンの友人に、アパートを建てるプランと借り入れの相談をしており、「任せて」と言われていたので、連絡を入れて話をすすめることにしました。

しかし、いざ具体的に話を進めようとすると、結局、不動産などの資産が必要とのこと。

次に、当初のコマーシャル(商)用の土地と建築での借り入れを進めようとするも、それも土地購入予定額の半額しか借り入れできないという話に。

「大丈夫」と言われて話を進めた結果、「大丈夫ではなかった」という失敗もこれまで経験しています。

「フィリピンでは見込みや仮の話での情報の正確性は著しく低い」という認識どおりの展開です。

他にも相談したりしたのですが、クリスマスも過ぎ、年が明けて、カミさんに

「もう無理(ギブアップ)。しょうがない、フランチャイズも土地購入も見送ろう」と話したところ、

「OK、じゃあプランBね!」

「?」

「・・・・・」

「プランBって何?」

「・・・・・(フッ)」

(ノー・アイデアね)

・・・というわけでプランBを考える事になったのでした…

事業の見直し(素案の作成へ)

まずはじっくり力を蓄える
本来であれば、年が改まったら、新しい事業のプランを具体的に詰めていこうと思っていたのですが、そう簡単にうまくは行かないものです。

大きな局面を迎えたタクシービジネスと「新しい事業」」では、天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。」という聖句を引用したところです。

まだ時ではなかったということになります。

NHK大河ドラマにもなった歴史小説「天地人」は、上杉家の家臣として上杉景勝を生涯支え続けた直江兼続が主人公です。

兼続は「愛」と「義」に生き、豊臣秀吉を魅了し、徳川家康にも一目おかれた智将として天下に名声をとどろかせ、米沢城下の整備・藩政の確立に尽くしました。

このタイトル「天地人」は上杉謙信の言葉からとられていますが、その謙信の言葉の元は孟子の「天の時は地の利に如かず 地の利は人の和に如かず」といわれています。

その意味は「天の与える好機も土地の有利な条件には及ばず、土地の有利な条件も民心の和合には及ばない。」(デジタル大辞泉から)です。(孟子の原文ではその後にその説明が続きます。)

まず、「ヒト」、次に「モノ」を整え、あとはあせらず「トキ」を待つということになるでしょうか。

場所の見直し
その後、急いで土地探しをしていた理由となる問題もクリアでき、とりあえず、慌てて土地探しをする必要はなくなりました。

まず、「当面はタクシービジネスに専念しよう」というつもりでいたのですが、何気ないカミさんとの会話から、プロビンス(故郷)のタブエラン(Tabuelan)なら、土地価格も安いし、親戚も土地を持っているのでハードルが低いだろう話になり、近いうちに出かけてみようという事になったのです。

タブエランというのは人口2万6千人くらいの小さな自治体で、セブ島の北西部に位置し、セブ市街からは約80km、車で2時間を超えるくらい(渋滞無しで)の場所にあります。

「マラパスクア(Malapascua)島」や「バンタヤン(Bantayan)島」といったセブ島北部の観光リゾートに近く、街にはネグロス島へ渡る港がありフェリーでも行けるようです。

私は3回しか行ったことはないのですが、ビーチも山もあるとてものどかな田舎まちという雰囲気でした。また、セブ島の西にあるのできれいな夕日が見れます。(セブ市は夕日は山側になってしまうのです)

田舎だからできること
もともとプランも具体的なものではなくこれから詰めよういうアイデア段階でしたが、今までのプランを次のように整理しようと思っています。

  1. セブ市街地で事業展開できるもの
  2. 当面は事業を見送るもの
  3. タブエラン(第一候補)など地方で展開するもの

事業としては、そもそも地方に住宅需要がどの程度あるのか、また、それよりも農・林・漁業関係で何かできないかなど、リサーチが必要かと思っています。

日本と同様にフィリピンでも都市と地方の格差は広がっているように思えます。

うちのカミさんの家族もそうですが、今まで出会ったフィリピン人には、セブ島の地方や他の島からメトロセブに出稼ぎに出てきた人が大勢います。

収入としては家族の誰かが、メトロセブやマニラのような都市部に出稼ぎに行くか、OFW(Overseas Filipino Worker)のように海外に出稼ぎに出かけ、その仕送りで生活するケースが多いのだそうです。

それは、「地方には働く場所がない(特に若者)」ということだと思われます。(あるいは、あっても賃金が安い)

そのような状況のようですが、田舎ゆえに、従来からフィリピン社会における伝統的な地域で相互に助け合いをする「バヤニハン」(Bayanihan)(※)の文化は残っているのでは、と思いますし、教育や福祉などにおいて地域での取り組みができないかなと思っています。

(「バヤニハン」コトバンク 世界大百科事典)

また、「教育が全ての礎であり重要であるという考え」はこれまでもお話してきましたが、都市部と地方の格差というのは、単に経済的なものだけでなく、特に教育における情報リテラシー(目的に応じて情報を活用する能力)の格差が懸念されます。

(もっとも格差の問題は都市部の中にもありますが)

「アパート・民泊に大学生(奨学生)用の無料ドミトリーをつくる」といったことは、当面は先延ばしになるかと思いますが、別の形で、もっと前段階の義務教育過程の子どもたちを支援する方法などがあるかもしれません。

まだまだ、不明確なことが多いのですが、リサーチするところから始めてみます。

動画とフェイスブックグループ
もう少しコロナが落ち着いてからになると思いますが、とりあえず、リサーチといった過程から動画にできないかなと考えています。また、フェイスブックのグループも作れないかと思っています。

タクシー事業
一方、コロナの影響もあり、少し様子をみてきた新車の購入を進めることにしました。これについては「新車の購入からタクシーとして走り出すまで」を投稿する予定です。

こういったことを整理して、改正プランの原案を考え中です。

おわりに

オンライン授業
フィリピンの義務教育はK(幼稚園:kindergarten)プラス、グレード12(6-4-2)の13年間です。グレード12は小学校6年、中学校4年、高等学校2年となります。

義務教育前のプレ幼稚園というのがあって、甥っ子は本来であれば、昨年入学(フィリピンの入学・新学期は6月です)するはずでした。

まだ一度も幼稚園には行っていいないのですが、オンライン授業が始まった(試行かもしれません)そうです。

  • スマホでオンラインレッスン

コロナ禍で元気を出す曲
今回は本文が少ないので、コロナ禍で元気を出す曲を。

サイモン&ガーファンクルは1964年にデビューし、1970年に活動を停止しており、その頃、私は洋楽などほとんど聞くことはなかったので、彼らの音楽を知るのは、もっと後になります。

(下の動画は1981年、財政難だったニューヨーク市の財政難を援助するため、入場無料で50万人観客が集まりグッズの売上げ100万ドル以上が市に寄付されたという伝説のセントラルパーク・コンサート、)

タイトルの「Bridge over Troubled Water」は1970年にリリースされました。

邦題は「明日に架ける橋」で「明日」という言葉は歌詞にでてきません。

原題は、そのまま訳せば「荒波(あるいは激流)にかける橋」ですが、、「When evening falls so hard.I will comfort you(一日の終わりがつらく感じるなら僕が慰めてあげよう)」や「Your time has come to shine.All your dreams are on their way(今こそ輝く時、君の夢は続く道の先に)」、そして「Like a bridge over troubled water,I will ease your mind(困難の上に架かる橋のように、僕が安らぎを与えよう)」と結ばれる歌詞からも、とてもいい訳だなと思います。(訳は下記和訳サイトから)

日本ではアーティストや俳優などの政治活動に関しては批判も多く、中立であるべきという意見もありますが、アメリカでは先の大統領選挙もそうですが、明確な意思表明をすることも多くあります。

当時、ベトナム戦争(1955年~1975年)に対する反戦運動が高まっていた時期、サイモン&ガーファンクルも1972年に、ベトナム反戦を掲げる大統領候補の支援コンサートに揃って登場し曲を披露しました。

そういた時代を背景にして、反戦運動を舞台にした映画「いちご白書」が公開されたのも1970年です。(バンバンの「いちご白書をもういちど」(1975年)を聴いていつか観たいと思っていて、1990年代の20代のころ、都内の名画座で上映しているの知って観に行きました)

ジョンレノンの「平和を我等に(Give Peace a Chance)」が流れるクライマックスのシーンが印象に残っています。懐かしいのでこの動画もリンクを貼っておきます。

「あれこれごちゃごちゃ言ってるんじゃねーよ」という(趣旨の)歌詞が響きます。「会議は踊る、されど進まず」というもんもんとした閉塞感は現代においても同じです。

コロナ禍が収束し、アジアや中東、アフリカなど世界の紛争や弾圧、銃や麻薬などの犯罪、子どもや性被害、貧困や差別などなくなり、平和な時代がいつか来ますように。

歌詞和訳
 「明日に架ける橋 Bridge Over Troubled Water 」(洋楽cafe)
 「Give Peace A Chance (John Lennon)」(note 山本剛)

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セブ(フィリピン)での新しい事業に向けて

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