映画「スノーデン」PCやスマホから監視される社会(Netflixおすすめ映画②)

今日は、日本のNetflixで観ることができる映画「スノーデン」を紹介します。この作品を見終わったらパソコンの内蔵カメラにテープを貼って目隠しをしたり、マイクを塞ぎたくなったりするかもしれません。「フェイスブック」の創業者のマーク・ザッカーバーグが実際にそうしています。(※)、

そういえば、ドイツ映画「ピエロがお前を嘲笑う」(これもNetflixで見られます)でも、主人公のパソコンにウィルスが組み込まれ、内蔵カメラで顔写真を撮られるというシーンがありました。(この映画もハッカー同士と捜査官の三つどもえの攻防がサスペンスタッチで描かれていて、楽しめる作品です。)

スノーデン事件からさらに時代は進んでいます。身の周りのパソコンやスマホ、IoT家電にスマートホーム、それに自動運転車など生活のすべてが誰かのコントロール・監視下に置かれる日もそう遠くないかもしれません。

※「マーク・ザッカーバーグのセキュリティー対策がアナログ過ぎると話題に」(2016.06.23「GIZMODO」から)

  • マーク・ザッカーバーグのフェイスブックの写真
  • (画像は9to5mac.com/から)


 (※商品として「WEBカメラ/インカメラ用セキュリティシール」といったものも売られています。サンワサプライ 「WEBカメラ/インカメラ用セキュリティシール」)

では、こちらが「スノーデン」です。

(以下、混同しないために。本人については『スノーデン氏』、映画の主人公については『スノーデン』と敬称を略して表記させていただきます)

作品概要

アメリカによる極秘情報収集活動を報道機関に暴露した元NSA及びCIA職員だったエドワード・J・スノーデンを描く。ドラマ。簡潔な性愛描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。(2時間14分)(映倫から)

原作 「スノーデンファイル 地球上で最も追われている男の真実」   
    ルーク・ハーディング (著),三木 俊哉 (訳)

公開 アメリカ 2016年9月16日
   日本   2017年1月27日

(以下ストーリーまで 出典:公式ホームペジ)

監督・脚本 オリバー・ストーン

 1946年9月15日、ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。1960年代後半にベトナム戦争への出征を経験。除隊後、ニューヨーク大学で映画製作を学ぶ。脚本家としては売れない時期が長く続いたが、『ミッドナイト・エクスプレス』(78)でアカデミー賞脚色賞を受賞し、自身の監督作『サルバドル/遥かなる日々』(86)でも同・脚本賞にノミネート。ベトナム戦争を題材にした衝撃作『プラトーン』(86)では、作品賞、監督賞を含むアカデミー賞4部門を制した。その後も『ウォール街』(87)、『トーク・レディオ』(88)といった問題作を連打し、『7月4日に生まれて』(89)で2度目のアカデミー賞監督賞を受賞。ジョン・F・ケネディ大統領暗殺の真相に迫った『JFK』(91)では同・8部門の候補になり、アメリカ大統領を主人公にした3部作となる『ニクソン』(95)、『ブッシュ』(08)も物議を醸した。ブライアン・デ・パルマ監督の『スカーフェイス』では脚本を担当している。
アメリカ社会で広く知られている「原爆投下によって、戦争を早く終わらせ、100万人のアメリカ兵の生命が救われた」という「原爆神話」に対して反論をしており、『語られない米国史』(12)のドキュメンタリーを制作した。

CAST

ジョセフ・ゴードン=レヴィット(エドワード・スノーデン)

1981年、カリフォルニア州ロサンゼルス生まれ。子役としていくつかのテレビ作品に出演したのち、『リバー・ランズ・スルー・イット』(92)で映画デビュー。その後はコロンビア大学に進学するとともに『BRICK ブリック』(05)などで主演を務めた。日本でも多くの映画ファンを魅了したロマンティック・コメディ『(500)日のサマー』(09)で演じたナイーヴな青年役が絶賛され、ゴールデン・グローブ賞男優賞(コメディ/ミュージカル部門)やインディペンデント・スピリット賞主演男優賞にノミネート。『インセプション』(10)ダークナイト ライジング(12)『LOOPER/ルーパー』などの話題作に出演している。

シャイリーン・ウッドリー(リンゼイ・ミルズ)

1991年、カリフォルニア州シミバレー生まれ。5歳の時に芸能活動を始め、TVムービー「Replacing Dad」(99)で俳優デビュー。ジュリア・ロバーツ製作総指揮のTVムービー「アメリカン・ガール/フェリシティの冒険」(05)の主演を務めた。映画界で脚光を浴びたのは『ファミリー・ツリー』(11)で、同作品におけるジョージ・クルーニーの娘役でインディペンデント・スピリット賞ほかの助演女優賞を受賞。さらにヴェロニカ・ロスの全米ベストラー小説を映画化した『ダイバージェント』3部作(14・15・16)でスター女優の仲間入りを果たした。

メリッサ・レオ(ローラ・ポイトラス)

1960年、ニューヨーク州ニューヨーク生まれ。1980年代半ばから数多くのテレビ作品に出演し、1993年~1997年の「ホミサイド/殺人捜査課」におけるケイ・ハワード刑事役で人気を博した。『フローズン・リバー』(08)で生きるために危険な裏仕事に手を染める主人公を演じ、アカデミー賞主演女優賞候補に。ボクサーの兄弟の母親に扮した『ザ・ファイター』(10)では、アカデミー賞助演女優賞など数多くの賞に輝いた。

ザカリー・クイント(グレン・グリーンウォルド)

1977年、ペンシルヴェニア州ピッツバーグ生まれ。「24 -TWENTY FOUR-」シーズン3のアダム・カウフマン役、「HEROES/ヒーローズ」のサイラー役で注目を集める。『スター・トレック』(09)、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13)、『スター・トレック BEYOND』(16)のスポック役で映画ファンにもおなじみの存在となった。

トム・ウィルキンソン(イーウェン・マカスキル)

1948年、イギリス・リーズ生まれ。王立演劇学校で演劇を学び、テレビと舞台の俳優としてキャリアを積む。『フル・モンティ』(97)での人間味豊かな演技でイギリス・アカデミー賞助演男優賞を受賞。その後はハリウッドでの活躍も目覚ましく、『イン・ザ・ベッドルーム』(01)でアカデミー賞主演男優賞、『フィクサー』(07)で同・助演男優賞の候補になった。そのほかの主な出演作は『恋におちたシェイクスピア』(98)、『ラッシュアワー』(98)『キングコング: 髑髏島の巨神』(17)など。2004年にイギリス王室より大英帝国勲章が与えられている。

スコット・イーストウッド(トレバー・ジェイムズ)

1986年、カリフォルニア州カーメル生まれ。父親であるクリント・イーストウッドがカーメル市長選で当選した年に生まれ、ハワイで育った。クリントが監督した戦争大作『父親たちの星条旗』(06)で映画デビュー。その後は『グラン・トリノ』(08)、『人生の特等席』(12)、『飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲』(13)、『フューリー』(14)2017年には『ワイルド・スピード ICE BREAK』(17)『パシフィック・リム: アップライジング』(18)などに出演。

リス・エヴァンス(コービン・オブライアン)

1967年、イギリス・ウェールズ生まれ。ギルドホール音楽演劇学校で学ぶ。ジュリア・ロバーツ、ヒュー・グラントと共演した『ノッティングヒルの恋人』(99)でイギリス・アカデミー賞助演男優賞候補となり、世界中にその名を知らしめた。その後は映画、テレビ、演劇でユニークな才能を発揮しており、『アメイジング・スパイダーマン』(12)、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(16)などのハリウッド大作でも独特の存在感を放っている。

ニコラス・ケイジ(ハンク・フォレスター)

1964年、カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。叔父にフランシス・フォード・コッポラを持つ名門一家の出身で、『初体験/リッジモント・ハイ』(82)で映画デビューした。『バーディ』(84)、『月の輝く夜に』(87)、『赤ちゃん泥棒』(87)の演技で絶賛され、スター俳優の地位を確立。『ワイルド・アット・ハート』(90)のような異色作や、『ザ・ロック』(96)、『フェイス/オフ』(97)、『コン・エアー』(97)といったアクション大作に出演する一方、アルコール依存症の男を熱演した『リービング・ラスベガス』(95)でアカデミー賞を始め、同年の主演男優賞を総なめに。『SONNY ソニー』(02)では監督業に挑戦した。

ストーリー

2013年6月3日、大勢の市民でにぎわう香港の街なかに、青白い顔にメガネをかけ、ルービックキューブを手にしたひとりの青年が現れた。ドキュメンタリー作家ローラ・ポイトラス(メリッサ・レオ)、イギリス・ガーディアン紙のコラムニスト、グレン・グリーンウォルド(ザカリー・クイント)と合言葉を交わし、彼らを自分が宿泊するホテルの一室に招き入れた彼は、ポイトラスが回すカメラの前でエドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)と名乗る。そしてアメリカ政府による恐るべき諜報活動の実態を証明するトップシークレットを携えたスノーデンは、自らが歩んできたCIAとNSAでのキャリアを語り始めた。

2004年/ジョージア州-9.11の同時多発テロに危機感を抱き、国家の役に立ちたいと考えたスノーデンは軍に志願入隊した。しかし特殊部隊の訓練は想像を絶するほど過酷で、足に大怪我を負ったスノーデンは除隊を余儀なくされてしまう。

2006年/バージニア州-CIAの採用試験に合格したスノーデンは、“ザ・ヒル”と呼ばれるCIA訓練センターでサイバー・セキュリティのノウハウを学んだ。そこで持ち前のコンピュータの知識を発揮したスノーデンは、厳格な指導教官コービン・オブライアン(リス・エヴァンス)に一目置かれる存在となり、オタク風のエンジニアで教官でもあるハンク・フォレスター(ニコラス・ケイジ)とも親しくなった。
またプライベートでは、交流サイトで知り合ったリンゼイ・ミルズ(シャイリーン・ウッドリー)と、ワシントンD.C.のカフェで初めて対面。愛国者のスノーデンと快活で権力に批判的なリンゼイは、性格も思想もまったく違っていたが不思議とウマが合い、ふたりは交際をスタートさせた。

2007年/スイス・ジュネーヴ- “ザ・ヒル”でトップクラスの成績を叩き出したスノーデンは、ジュネーヴにあるアメリカの国連代表部に派遣された。現地で彼が目の当たりにしたのは、一般市民のメール、チャット、SNSからあらゆる情報を収集するNSAの極秘検索システムの存在と、それを利用してテロ活動とは無関係の人物をスパイとして抱き込むCIAの汚い手口だった。自宅に戻ったスノーデンは、民主党の大統領候補バラク・オバマの躍進を喜ぶリンゼイに、CIAを辞職したことを打ち明ける・・・。

見どころ

監督はオリバー・ストーン。二十歳の頃に観た「プラトーン」はよく覚えています。

「スノーデン」はウィキペディアによれば制作費は約4,000万米ドルで、興行収入は日本で約1億7,400万円、全世界で約3,728万米ドルと決して興行的にはヒットしたとはいえないのですが、見ごたえのある作品になっています。

「スノーデン」に先駆けて、第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した「シチズンフォー スノーデンの暴露」が公開されました。これはその予告編で、こちらは本物のスノーデン氏です

実在の人物をモデルにしている場合、洋画は外見も似ていたり、あるいは役作りできる役者を用いている作品が多いように思えます。役者の層が違うことも大きいのでしょうか。この作品も違和感なく観ることができます。

(やはりNetflixで見られるfacebookの創業期のクマーク・ザッカーバーグらを描いた「ソーシャル・ネットワーク」のジェシー・アイゼンバーグもうまいなあと思いましたし、この作品もなかなかおもしろい作品でした。)

実在の人物を主人公にした映画は、主人公を持ち上げる感動モノになったり、ドラマティックにしようとあまりに現実かけ離れてしまったり、一方、リアルに描こうとするとつまらない作品になってしまったりと難しい面があるように思えます。

しかしこの作品では実話をベースにしながらもフィクションを組み込み、映画として楽しめる作品となっています。

実際のスノーデンがどのような人物であれ、そんなことを考えることなく主人公の行動と緊迫した雰囲気に引き込まれていきます。

スノーデンは捕まればどうなるかも分からないにもかかわらず、国家機密を告発するという行動を選択します。

この作品を見終わって思い出したのが2010年に起きた「尖閣ビデオ流出事件」です。詳細についてはここでは述べませんが、この事件では元海上保安官の取った行動について、外交問題にかかる公務員の「守秘義務」と告発者が正義と信じる「内部告発」について「スノーデン事件」と同じような議論が巻き起こりました。

スノーデン事件では、国家が国民のプライバシーに関する情報を収集していることが問題になるのですが、「9.11アメリカ同時多発テロ」ではテロリストの一部は、アメリカ社会に忍び込み計画を進めていたことが明らかになっています。

CIAに採用されたスノーデンは、ジュネーブに赴任して、NSAの職員から情報収集の実態を知ることになります。この場面にでてくる監視プログラム「PRISM プリズム」はGoogleなど9つのウェブサービスを対象に、ユーザーの電子メールや文書、写真、利用記録、通話など、多岐に渡る情報を収集するものです。

(映画ではNSAが自由に情報収集できるように描かれていますが、現実では企業の協力を得て監視するものです。)

また、「エックスキースコア(XKeyscore)」というシステムも人々の電子メール、SNSのメッセージ、ウェブページの閲覧・検索履歴などをリアルタイムで監視できるものです。

ここでスノーデンが情報収集の対象者を「もともと標的にしている人たち」かそうでないかを尋ねるシーンがでてきます。

つまり、誰かのリークなどで目星をつけた標的を釣り上げるのではなく、ネットの情報から、まき網漁のようにすべての人を網ですくい上げて標的を見つけ出すことができるのです。

しかしそれだけではありません。CIAが銀行家を協力者(スパイ)にするために、個人情報を収集し弱みを握り、非合法な手法をとることもいとわないことを目の当たりにします。つまり全くテロと関係のない一般市民も、自身が全く知らないところで「巻き込まれていく」可能性があるのです。

こういった出来事がスノーデンに疑問を抱かせていきます。

スノーデンは国家機密にアクセスできるほどの優秀な人材として重用され、プライベートにおいても順調でした。しかし、それらのキャリアを捨て、恋人と別れ(彼女は後にスノーデンの亡命先であるロシアに行き一緒に暮らす選択をしています)、祖国を追われるようなことをする決断に至ったのか?

作品では、ドキュメンタリーではなく映画として作り上げるにあたり、そこに至る過程をスノーデンの仕事とプライベートと並行して丁寧に描こうとしていることが伝わってきます。

(この作品にはスノーデン氏本人が出演しています。最後まで気を抜かず御覧ください)

日本とスノーデン氏

「スノーデン事件」は日本も他人事ではありません。

2015年7月31日のAFPの記事によると「内部告発サイト『ウィキリークス(WikiLeaks)』は31日、米国家安全保障局(NSA)が、少なくとも2006年9月に発足した第1次安倍内閣のころから、三菱商事などの大企業や政府高官、省庁、政府顧問らに対する盗聴活動をしていたとする盗聴対象のリストを公表した。」とあります。(AFP「米NSAが「日本の政府・大企業を盗聴」 ウィキリークスが文書公開」)

スノーデン氏は2009年から2年間ほど実際に横田基地で勤務しており、劇中でも日本での滞在シーンも描かれています。

先ほどの日本に対する諜報活動とは逆に、「国家安全保障局(NSA)が日本の諜報活動支援に、『XKeyscore(エックスキースコア)』などの諜報プログラムを提供した」という文書(2013年のもの)が、スノーデンが公表した文書に含まれています。

2017年(平成29年6月2日)の衆議院において、その事実関係を問う質問がされていますが、政府は「御指摘の真偽不明の文書等に基づいた質問にお答えすることは差し控えたい。」という答弁をしています。「日本に情報監視システムを提供したというスノーデン発言に関する質問主意書」(衆議院HPから)

最近のニュース「米連邦高裁、スノーデンが暴露したNSAの大量監視に違法判決」(2020年9月3日 Newsweekから)にもあるようにNSAはスノーデンによって流出された文書は本物と認めているようです。事件はまだ続いています。

セキュリティとネット監視社会

まだ北朝鮮による拉致問題が、おおやけになっていない頃、日本海で多くの行方不明者がでているという記事を、雑誌か何かで読んだ記憶があります。まだ半分「都市伝説」のような話でした。

1977年(昭和52年)11月15日に新潟の女子中学生、横田めぐみさん( 当時13歳)が拉致され、1980年1月7日、産経新聞がマスメディアにて初めて拉致事件の報道をして以降、政府拉致を認める見解を示した以降も、現職の拉致議連会長であった国会議員をはじめ、マスメディアや知識人の中からも拉致を否定したり、捏造と主張する者もいました。

2002年9月17日小泉純一郎首相(当時)が北朝鮮の平壌を訪問し、5人の拉致被害者が飛行機のタラップを降りてきたニュース映像は今でも鮮明に思い出せます。「本当だったんだ」というのが正直な思いでした。

オウム真理教による事件も、メディアによって一般市民が半ば公然と犯人として扱われてしまった松本サリン事件に始まり、やがては、教団を擁護する専門家がでたり、バラエティ番組への教祖の出演や、連日のような幹部のテレビ番組への出演で劇場型事件となて、皆が踊らされていた格好となり、事の深刻さを国民が認識したのは麻原彰晃らの逮捕に至って、地下鉄サリン事件などの一連の事件が明るみに出てからでした。

「都市伝説」のように半信半疑でいたものがいつしか現実となることもあるのです。

作中で教官がスノーデンに「中東へは送らん。20年後にはイラクは見捨てられる。テロは短期的な脅威だ。真の脅威は中国、ロシア、イラン サイバー攻撃を仕掛けてくる」と語るシーンがあります。

近年、米中貿易戦争と対立は鮮明になってきています。そのさなか、「不正なプログラムが組み込まれ、スパイ活動に用いられるという安全保障上の懸念を理由」にした中国のスマホメーカー「ファーウェイへ」や動画共有アプリ「TikTok」への制裁問題などは日本でも大きく報道されました。

「GAFAM」と呼ばれているものがあります。Google(グーグル)、Amazon(アマゾン)、Facebook(フェイスブック)、Apple(アップル)、Microsoft(マイクロソフト)の頭文字をとったもので、それらすべての総資産 560兆円は、東証一部2170社の合計550兆円を上回るほど巨大なものです。これらはアメリカ企業です。

これに対して中国国内ではこれらの企業は禁止されていたり撤退しており、代わりに「BATH(バース)」と呼ばれる国内企業が占め、国内からアジアそして世界で台頭し、アメリカに迫っています。

このニュースの中でも「欧州で中国からの投資額が一番多いイギリスがネットワークの安全のためファーウェイ製品を除外する」ことが報じられています。

最近では米国企業ではありますが、中国と関係の深いとされるZoom社に関するニュースもとりあげられています。

 Zoom、北米のWeb会議の暗号キーを誤って中国データセンター経由にした問題について説明(ITmedia NEWS)
 Zoomが中国政府の要請で人権活動家のアカウントを一時停止したことを認める(Yahooニュース)
以上の件でだけではなくZoom社は多くのセキュリティの脆弱性の公表及び改善を行っている点は評価できると思います、しかしどのように中国政府が追悼集会であることを把握したのかなど明らかにされていない点もあるようです。

土地を奪い合う戦争から貿易戦争へ、そしていま私達は情報をめぐる情報戦争のただ中にいます。

これまでの歴史で起こった多くの戦争や悲劇はある日突然降って湧いたものではなく、必ずそれに至る過程がありました。

「戦争やテロを防ぐセキュリティ」と「人権やプライバシーを守る」ことのバランスは難しいものがあります。

しかし、「スノーデン氏の取った行動は正しかったのかそうでないのか」を考えることは無意味ではないような気がします。その意味でもこの作品はとても興味深いものになっています。

おわりに

Facebookは2018年に約8,700万人に及ぶユーザー情報流出問題や、広告主への親密度の分析結果などの個人情報提供問題がありましたが、依然としてフィリピンではその利用率は高いものがあります。

私自身、ウェブサイトや動画、一部のSNSは使っていますし、ネットのない生活は考えられません。あまり神経質になってもしかたがありませんが、あまりに無防備であってもなりません。

公共の「セキュリティ」と個人の「プライバシー」のバランスはとても難しい問題ですが、個人的には「信頼できる政府によって国民の理解を得られる範囲で適正に情報を収集・管理し、また企業においても同様で、政府や企業に対しても国民からの一定のチェック機能(告発制度も含め)が働くこと」が必要かな、と思います。(それでも具体的には?というと難しいのですが)

少なくとも日本やフィリピンは民主主義で、国のあり方は自分たちで選択できます。(私はフィリピンに選挙権はないですが家族に託します)

便利さを享受するだけではなく、心配なく、安心してネットが利用できるような社会になるように一人ひとりが気に留めていく必要はあるような気がします。

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