父のサ高住(サービス付き高齢者住宅)入所について
昨日、無事父がサ高住(サービス付き高齢者住宅)に入居しました。果たして新しい環境で問題なく暮らしてくれるかは、しばらく様子をみなければなりませんがとりあえず一段落です。
後述する紹介業者さんの車に乗せていただき新しい入居先のサ高住に引っ越しました。とりあえず最低限必要な身の回りの衣類などの日用品とテレビを載せてもらいました。その他必要なものは後日持ち込む予定です。あいにくの雨でしたが無事転居が済みました。
ケアマネージャーについて
ケアマネージャーについては、複数の友人から「親身に寄り添って対応してくれないので変えた。」とか「自分で積極的に言わないとやってくれない」とか、いろいろ聞いていました。私の父を担当していただいたケアマネージャーは本当にいい方でした。そのケアマネージャーを紹介してくれたのが、最初に父のことを相談した地域包括支援センターの担当者で、この方がまたとてもいい方でした。
どんな業界でもやはり人のつながりが一番重要であり仕事をしっかりこなして人望のある人は人脈もあり、父と私がそこにつながる事が出来たのは幸運だったのかもしれません。
私が入院した時も適切に対処していただき、本来の業務ではないにもかかわらず入院している私に医療ソーシャルワーカーさんを引き合わせてくださったり、私の荷物を郵送してくださったりと、いやな顔や恩着せがましい顔ひとつせず、いつも笑顔で対応してくださいました。
父の入所の帰り道で、この後にお話しする紹介業者さんが、「自分の義母が介護が必要になったら、ケアマネージャーはこの人にお願いしたいと思っている」という話が印象に残っています。
写真はイメージです
紹介事業者について
ケアマネージャーさんの紹介でお世話になった紹介業者さんですが、お話を聞くと介護業界では結構沢山あるそうです。紹介先のサ高住等の施設から紹介料をもらうため利用者負担は一切ありません。
私がセブ島で少し関わった留学エージェントと少し似ているかもしれません。この話は別の機会にしますが、フィリピンは語学留学が盛んで多くの学校がありますが、多くの生徒は留学エージェントを通して留学します。学校側はエージェントに紹介料を支払うのですが、中規模以上の学校は生徒募集をエージェントに頼っているのが現状です。
いい学校を選ぶために留学エージェントを利用するわけですが、実態としては(一部ですが)あまり評判の良くないエージェントも存在します。「悪いエージェントを選んでしまったら意味ないじゃん」という場合もあります。(もっとも、これはエージェントに限らず、あらゆる業種にいえることで、業者選びは慎重に行わなければなりません)
それはさておき、「いいケアマネージャーさん」が紹介してくれた紹介業者はやはり「いい紹介業者さん」で、「いまのところ最善の方向かな」と思えるのはこの紹介業者さんのおかげです。
サ高住について
いくつかのサ高住が検討にあがったのですが、私の場合は私が海外在住ということでなかなか難しい状況でした。仮に受け入れてもらっても今後の不安もありました。最終的にお願いしたのは元看護師さんが取締役で実質施設長さんでもあり身寄りのない方でも受け入れたケースもあるという所でした。
私はかなり以前ですが、介護保険制度が立ち上がる少し前に無許可の高齢者住宅が全国的に問題になったときに福祉セクションにいたことがありました。また生活保護の低額宿泊所が生活保護受給者で高齢者の行き所となっていて、施設によっては貧困ビジネスの温床となりとても人間的な生活ができない実態も見ました。
そういった経験から当初は身寄りのない利用者も受け入れるということに逆に不安もあったのですが(勝手なものです)実際に訪れてみるととてもいい環境でサ高住ながら介護施設とも思えるような細かな配慮がされており安心して父をお願いできると思いました。
この内容についても詳しくはまたの機会にお話しします。
父について
電話でどう?ってきいたら「いいとこだよ」って答えました。入居前に私が少しいら立って父にあたってしまいました。そのことで気を使っているのかもしれません。入居した日は今の家では初めて父のいない夜を迎えました。
もう少し様子を見なければなりませんが、80代半ばにもなって環境が変わるというのは大変なことだと思いますが、今の住処を気に入ってくれたらいいのですが。