バランガイ選挙も終わりましたが街にはまだたくさんのポスターが

Campaign materials for the Barangay and SK elections along Roces Avenue in Quezon City on May 10, 2018. Photo by Maria Tan/Rappler

選挙ポスターは貼り放題のようです。(写真はニュースウェブサイトRAPPLERから)

バランガイ選挙も終わりましたが街にはまだたくさんのポスターが溢れています。一体誰が片付けるのだろう?

相変わらず暑くて夜は中々寝付けない日々が続きます。体調は今一つですが、久々に更新します。今週の月曜日、5月14日にバランガイ選挙というものがありました。

バランガイ選挙

この選挙にあたっては4月30日にフィリピン日本大使館から「フィリピン:バランガイ選挙に伴う注意喚起」というeメールが届きました。内容はHPにもアップされています。在フィリピン日本大使館HP

バランガイというのは 最小行政単位を意味するフィリピノ語で,フィリピン全土に4万2千あまりに及ぶバランガイが存在します。

今回の選挙ではこの行政区の長(バランガイキャプテンと呼ばれる)と議員及び青年評議会(SK)の議長、評議員選挙も併せて行われます。

近年は3年ごとに改選されていたのですが、今回は2013年以来の選挙になりました。今回の当選者の任期は2年しかなく、一部の弁護士などで任期は3年以上必要であり違法ではないかなどの議論が起こっているとのことです。

押収された拳銃類(ニュースウェブサイトRappleから)

ニュースウェブサイト「Rapple」などによると「全国の警察は、選挙銃禁止措置が発動されて以来、銃器1,157個、生弾7,926羽、手榴弾79個、爆発物350個を押収」

また、「フィリピン国家警察は、選挙関連の暴力が疑われる事件で約35人が死亡したと述べた。」、「選挙の三日後にはサンフェルナンドというバランガイの当選した議員が銃撃された」とのことです。

このあたりは選挙事情は日本とはかなり異なります。

VOTE BUYING

  (CEBU DAIRY NEWSから)

一方「VOTE-BUYING BEGINSという記事にあるように投票の買収も普通に行われています。

賄賂を払っても自分に投票されなければ意味がない訳ですから、かつての日本では票の買収においては投票所から投票用紙を持ち帰って賄賂と引き換えに渡すといったような手口が使われたようです。

しかし記事によると賄賂をもらっても投票しなかったという例が紹介されています。フィリピンではとにかくお金をばらまくというもののようです。なんか大雑把ですね。

日本では最近はさすがに現金をばらまくような選挙活動は見かけなくなりました。その贈与する金銭のことを「実弾」と言ったりしますが、フィリピンではこちらの実弾も飛び交います。

フィリピンはシニアシチズンシップという高齢者に優しい制度があって60歳以上はレストランから映画、スーパーでの購入まで10パーセント位、割引になります。(外国人は原則として適応されないようですがお店は割引分の税控除がありデメリットはないためか利用できててしまうケースもあるようです)。

選挙でも通常は数百ペソのところ、ある候補者はシニアシチズンには1000ペソ配ったという話もあるとのこと。こんなとこにもシニアシチズンシップが発揮されるのは面白いところです。

もちろん買収は違法であることは皆、認識しているとは思うのですが、お金で票を買う。あるいは売るという感覚よりも、気前よくお金を配るような候補者はいい候補者であるみたいなものもあるのかもしれません。あくまで個人的な印象です。

バランガイの大きさにもよりますが、セブシティ内のバランガイの候補者は数千万ペソ位の選挙費用を要するようです。セブと日本の物価は一概には比較できませんが最低賃金や給与額で比較すると大体、日本の十分の一位として、日本の感覚としては4,5億円といったところでしょうか。

金持ちでなければ選挙に出ることはできませんが、これは逆に言えば選挙に受かればそんな額は簡単に回収できることを意味するようです。

バランガイキャプテンはバランガイにおける予算やプロジェクト、人事権など絶大な権限を握っているようで、もちろん高い志を持って議員を目指している方もいるとは思いますが、この権力構造が汚職や腐敗の原因となっている面もあるようです。

下町ロケット

話は少し変わりまして、先日、インターネット動画配信のdTVで「下町ロケット」を観ました。このテレビドラマは2015年10月に放映されました。

当時話題にはなり、とても観たかった作品でしたが、私はすでにセブと日本を行ったり来たりの生活でリアルタイムではちゃんと視聴できなかったのですが今回改めて全話視聴することができました。

ストーリーもドラマチックで、スピード感があり楽しめました。

配役ですが、本業の役者以外の芸人やミュージシャン等などが演じると興ざめして残念な思いをすることが多いのですが、この作品は多くの芸人さんが出演しているにも拘らずあまり違和感を覚えることもありませんでした。

失敗や逆境にめげないこと。仲間と時にはぶつかり合いながら信頼できる関係性を築き上げていくところなど共感できます。

当時は視聴率も良かったようです。社会派ドラマでシリアスなものもいいですが、勧善懲悪ものはやはりすっきりします。現実社会ではそう簡単にはいかなくとも、せめてドラマのなかでは正直者、正義は勝つという痛快さを味わいたいという思いにこたえる作品です。

また、後半のデータの不正偽造問題は少し前の自動車業界等の不正データや最近の官公庁による文書書き換え(偽造)問題などコンプライアンスをテーマにしたもので現実世界とも重なります。

現実の世界でもコンプライアンスを守らない者は最後は負け、正直に誠実に生きる経営者は成功すると願いたいものです。

フィリピンでは今も汚職や不正などはまだまだはびこっていますが、すこしづつ改善されれきていると思います。「下町ロケット」がフィリピンでも放送されたらどういう反応になるでしょう。フィリピンでは明るいサクセスストーリーは受ける要素があるかもしれません。

ちなみに以前、アヤラで一日だけ「テルマエロマエ2」が上映されたときはフィリピン人に大うけだったそうです。主演は同じ阿部寛ですがどうでしょうか?

幾つかの気になった最近のニュース

・「セブ・パシフィック航空が日本支社を開設」し、それをを記念した「Just Go! 日本支社開設記念セール」を開始しました。今後は他のLCCの参入も期待したいところです。

・「ユニクロが今秋、フィリピンに東南アジア最大の旗艦店を2018年秋にオープン」(5月15日財形新聞)とのこと。ユニクロはフィリピンではすでに40店舗を展開しているようです。きっとしっかりとしたマーケットリサーチをしているでしょうからフィリピンは市場として有望ということでしょう。

・「フィリピンのハラール産業は向こう4年で急成長の見込み」(5月15日 DIGIMA NEWS)ウィキぺディアによれば世界の宗教人口はキリスト教が20億人、イスラム教が16億人、ヒンズー教が9億人、仏教が6億人だそうです。イスラム教は中東やアフリカなど人口増加地域に多く、いずれは世界最大の宗教になると言われています。ハラール産業については聖書ともかかわりがあるので別の機会にブログに書きたいと思います。

・「フィリピンで政府と50年間対立してきたイスラム勢力との恒久和平が実現する機運が高まっている。」(5月18日 日本経済新聞)イスラム自治政府の樹立を認める法案を議会が月内にも可決する可能性が出ており、成立すれば、10万人超の死者を出した紛争の転換点となる一方で、採決が先送りされれば、イスラム系住民の不満が高まり、治安が不安定になる懸念があるとのこと。

それではまた次回

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