はじめに(入国規制)
日本は台風被害も生じているようですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
日本の新型コロナウイルスの水際対策について、ついに9月7日から入国規制がさらに緩和され、ブースターショット(完全接種プラス1回)で入国前の陰性証明が不要となりました。
「入国緩和 戻るか訪日客…接種3回で検査免除、観光業界歓迎」(読売新聞オンライン2022.08.29)←リンク切れ
また、政府は秋のシーズン(10月に向けて)1日当たりの入国者上限撤廃、個人旅行の解禁、ビザ(査証)免除により円安の状況での外国人訪問(インバウンド)需要への期待を表明しています
「入国上限、早期に撤廃 コロナ水際、追加緩和へ 木原副長官」(JIJI.com 2022.09.11)←リンク切れ
追加(9月26日)→「水際対策緩和 来月11日から入国時検査を原則“撤廃”へ」(日テレnews 3022.09.26)←リンク切れ
日本とフィリピンを含む海外との行き来も活発になりつつあります。
こんな状況で私も3年ぶり、10月に日本への一時帰国の予定を組むこととしました。
フィリピン入国に関してもブースター接種をしている場合、検査も待機ありません。そこで、まずブースター接種をしてきました。
副反応は予想していたのですが、それだけでなく、ワクチン接種後にこんなことがあったのでした。
ワクチンブースター接種
場所はSMシティセブモール内です、初回と2回目接種はフードコートのそばのイベントスペースで行っていて、ブースター接種はレストランが立ち並んでいるメインの通りの一角で行っていました。
ブランドはファイザーです。
副反応は微熱と倦怠感、左腕の痛みで、1回目、2回目より重い感じでした。しかし、数日後には元気になりました。
発熱
副反応が収まって数日後、37度7分の熱がでました。
若い頃は38度くらいの熱でも仕事を休めず出かけていったりもしましたが、今は歳のせいもあるのか、37度を超えるくらいでもぐったりします。
私のあとに妻や姪のアキーラなど家族は39度近い高熱になる者もでて、ただの風邪なのかインフルエンザなのか新型コロナなのかよくわからないまま、医者に見てもらうこともなく、市販薬を服用していたところ4、5日で回復しました。
フィリピンの一般庶民は余程ひどい症状でないと病院やクリニックにはあまり行かないのが普通なので、自覚症状がない者や軽症者を含めると、新型コロナの感染者数も本当はかなり多いような気がします。
発疹
熱は収まったのですが、左腕にできていた発疹が化膿し始めました。
『とびひ』のようにあっというまに手足や肩に10箇所以上に広まり、バンドエイドをしていた肘付近が特にひどくコイン位の大きさになり、皮膚下に深く浸潤しているようで、ちょっとでも触れると火傷のように鋭い激痛です。
(40代のころに脇腹に帯状疱疹を患った事があるのですが、その時に匹敵する痛みです。)
左肘付近と左肩が特にひどく、寝返りをうつたび激痛が走り眠れない状態で、ネットで調べるとフィリピンで『ピグサ』と呼ばれる感染症でないかと思われました。
参考ウェブサイト
「ピグサ(Pigsa)って何?フィリピンでかかる細菌性皮膚感染症の原因や症状を説明するよ」(3バカ兄弟の日常)
「【フィリピン激痛シリーズ】全治1カ月「ピグサ」まとめ記事」(モトボサツ勝手にブログセブ島編vol2)
しかし、妻は「ピグサは普通は一箇所だけなので違うはず」と言います。(上記のブログでは複数に見られるとのこと)
夜、眠れないのと、とにかく、ちょっと動く度に患部に服が触れるだけでも激痛に襲われ、拷問のようで辛く、結局近所のかかり付けのクリニックに診てもらうことに。
ドクターの話では『ピグサ』という名称ではありませんでしたが、やはり細菌によるものとの診断で塗り薬などを処方されました。
写真に撮ったのですが、正直なところかなりグロくて自分で見ても気持ちのいいものではなく気分が悪くなるといけないので掲載は控えておきます。
『PIGSA』で画像検索すると初期症状の画像が多くでます
『とびひ(伝染性膿痂疹)』で画像検索すると広まった様子が分かります、
どちらも原因は 『ブドウ球菌』などによるもののようです。ただ、私の場合はとびひほど広がりは多くはなく、一個一個が独立していて、最終的に手足肩に大小合わせて20箇所くらいできました。大きさや化膿の具合、痛さにひとつひとつ差があります。
使った薬
ドクターによると「家に置いてあった次の薬は引き続き使い続けてください」とのことでした。
元からあった薬
『Hydrogen peroxide(Ahua oxigenade)』過酸化水素水 殺菌
『RHEA Povidone iodine』 ポビドンヨード 殺菌
処方箋で購入した薬
『Cutasept F』 皮膚消毒剤
『Quadriderm』 軟膏
『Bilasine(ビラスチン)』服用
最初の診察で、糖尿病の検査(血液検査(血糖値))をするように言われ、SMシティセブの向かいにあるラボラトリー「Prime Care Cebu @ APM CENTRALE」へ行って検査をしました。
糖尿病だとこういった疾患の治りが悪く、別の治療方法になるようです。
幸い私は異常なしでした。
それでも一週間経っても治りが悪く、新しい発疹ができる状態で再度受診。
抗生物質を処方されたのでした。
約1週間後に追加した薬
『Clindamycin(クリンダマイシン)』抗生物質
一日3回服用で、いつものことなのですが、日本だと食後などに3回服用するのが一般的だと思うのですが、フィリピンでは正確に8時間毎に服用するのがスタンダートのようです。私の妻も、セブに来た頃の友人もそうでした。
しかも、神経質なくらい正確に8時間測るのです。
何はともあれ抗生物質を飲み終わる頃には、化膿は治まり、新しい発疹もみられず、何とか治癒したようです。
姪っ子や甥っ子も少し発疹ができたので、たぶん私のが感染ったのだと思いますが、私と比べると症状は軽く、一箇所のみでした。やはり私の抵抗力のなさが症状の重さにつながったのでしょうか・・・。