はじめに
私はフィリピン・セブに来た翌年に運転免許証を取りました。
ホンダのバイクを購入し、よく乗っていて、車もタクシーに登録する前の車両に乗ったりしていました。
日本で、急性意識障害で倒れて以来、運転は控えているのですが、身分証明書として免許証を持ち続けています。
後で触れるように、日本の運転免許証が失効した場合、海外の運転免許証があれば手続きが簡単になるようです。
日本では写真つきの身分証明書は運転免許証くらいしかないので持ち続けていますが、マイナンバーカードが代用できるようになればなくてもいいかなと思っています。
※マイナンバーカードはこれまで非常に重要なので紛失しないようにむやみに持ち歩かないようにしていました(役所の職員にそう言われたことがあります)。しかし、保険証や、運転免許証がマイナンバーカードに組み入れられると当然普段も持ち歩くことになります。紛失した場合のセキュリティーやリスクなどの情報が少ないのは気になるところです。
ともかく、そういうわけでセブの運転免許証の更新に行ってきました。
フィリピン・セブでの運転免許更新
フィリピンの運転免許は、8年前くらいはほんとうにザルで、私のフィリピン人の友人は免許をとるのに、学科試験も実技試験もなしで、いきなりプロフェッショナルライセンス(日本でいえば第2種運転免許で、これがあればタクシーなどの業務で運転することができます)を取得できたというあり得ないものでした。
しかし、その後だんだん厳しくなり、普通免許をとるにも、ドライビングスクールの講習や筆記試験が義務付けられました。
そして、免許更新も筆記テストが必要になったのです。ユーチューブ動画で触れましたが、妻の更新のときはセブ北部のメデリンの役所(LTO)は同じ管内にも関わらず、テストなしとのことで、伯父さんに会いに行くということで行ってきました。
(この辺は今もテキトー感があります)
今回はタリサイ市にあるLTO(Land Transportation Office – Talisay City Extension Office)へ行ってきました。
ここは、仕事関係でも関わりがあって、リチャードの奥さんのカティは職員とも知り合いなのです。(でもインチキはしてません)
何より、セブ市のLTOはいつも激混みなので空いている方がいいです。
セブ市内だと朝イチで行かないと当日できない可能性もありますが、今回、タリサイではゆっくりと9時過ぎぐらいに行って、テストやメディカルチェックをして、お昼を近くのロビンソンスーパーのフードコートで食べ、1時には免許証が出来上がっていました。
詳しい免許更新の仕方は、すでにいろいろな情報サイトで詳しく解説されているので下記にリンクを案内しておきます。
ここがタリサイ市のLTOが入っている建物で、同じ敷地内のこの建物の向かいにロビンソンスーパーマーケットがあります。
ドライビングスクールも同じ建物に入っています。
テストはここで行います。
タブレットを渡され、問題を解きますが、もとの席にも戻って勝手に解きます。誰かと相談してもお咎めなし。
私の場合は問題文の英文はスマホのグーグル翻訳のスマホをかざせば翻訳してくれる『リアルタイム翻訳機能』(※)を使っても大丈夫で、妻と一緒に解きました。
※「『Google翻訳』アプリでカメラを使って翻訳する3つの方法」(できるネット)
メディカルチェックは問診と視力です。
セブ市のLTOのときはメガネを外させられ、視力0.01の私ははずしたらどこを指しているのかもわからず苦労しましたが、ここはメガネを掛けたままでOKでした。
また、前回は尿検査(ドラッグテスト?)があった気がするのですが今回はありませんでした。
オフィスで結果を待ちます。
参考リンク
フィリピン・セブの免許更新に関してはこれらをご参照ください。
「フィリピン・セブ島で運転免許証を更新するには?2022最新版」(Cebu Trip 2022.3.22)
セブでの免許証更新の方法が具体的に書かれています
「【フィリピン運転免許証】更新手続きと有効期限が切れた時」←リンク切れ(Philesson 2021.05.07)
フィリピンの免許証更新制度が詳しく書かれています
「フィリピン運転免許証の取得手続き」(在フィリピン日本大使館 2022.05.09)
領事館からのお知らせです「 有効な日本の運転免許証を所持されている方で,かつ,120日以上の長期滞在ビザを有している方は,フィリピンLTO(LAND TRANSPORTATION OFFICE)でフィリピン運転免許証の取得申請を行うことができます。それには,「運転免許証抜粋証明」が必要となりますので,現在保有しているフィリピン滞在ビザでフィリピンの運転免許証取得が可能かフィリピンLTOにご確認の上,運転免許証の翻訳証明の申請をして下さい」
失効後の日本免許証更新
今回フィリピンの免許証更新は日本への一時帰国の前のタイミングでした。
日本での免許は実はコロナで一時帰国を見合わせている間に失効していました。
その期間に領事館からこんな通知が来ていました。
「【領事班からのお知らせ】海外滞在者の運転免許証の更新等に係る特例について」(在フィリピン日本大使館 2021.9.29)
ちなみに、私は免許証の失効は以前一回経験しており、運転免許センターに行った記憶があります。
<措置のポイント(一部抜粋)>
・海外赴任中の方は、更新期間前でも、一時帰国の際に更新することができます。(リンク先画像2枚目)
・期限内に更新できなかった場合でも、以下の2つのいずれかにより、帰国後スムーズに免許の再取得ができます。
(1)免許が失効して帰国した際も、外国で免許を取得している方は、視力など簡単な検査のみで日本の免許を取得することが可能です。(画像3枚目)
(2)外国で免許を取得していない方は、失効後3年以内で、帰国後1ヶ月以内であれば、更新と同じ手続で免許を取得することが可能です。(画像4枚目)
・また、外国等で取得した国際運転免許証等を所持することによって、日本の免許を受けることなく(日本に上陸したときから1年間)、日本で運転することが可能です。(画像4枚目)
私の場合は失効後3年以内で帰国後1ヶ月以内で手続きを行う予定なのでその場合は(2)にあたり、通知によると『更新と同じ手続で免許を取得することが可能です。』とあります。
以前のときは、失効後6ヶ月とそれ以降で扱いが違ったような記憶があるのですが、詳しくは覚えていません。
もし、更新と同じ手続きでいいなら、地元の警察で即時交付できるかなと期待したのですが、そもそも長崎県は警察署で即日交付できるのは離島などに限られており、大村の運転免許試験場でしかできないので、結局大村まで行かなくてはなりません。
なお、現在、警察庁のホームページでは『更新と同じ手続で』という表現ではなく、コロナ以前の制度に戻ったのかもしれません。
「海外滞在者の運転免許証の更新等に係る特例について」(警察庁)
運転免許試験場にスカイプ電話を使って問い合わせたところ、この特例が生きているかどうかははっきり答えてもらえなかったのですが、通常の更新ではなく失効した場合の受付時間(多分)を案内されました。
(しかし、受付時間や長崎市の運転免許センターでは即日交付できないなどホームページの記載とぜんぜん違ったのですが、何故なのだろう・・・)
その際に、「外国免許を持っていたら、持ってきてもらえれば初心者マークを一年間付けなくて済みます」(?)という案内もされたので、やはり通常の更新扱いでないことは確かです。
まあ、フィリピンと違ってさすがに間違った対応をしている可能性は少ないので、言われたことを信じて更新に行ってこようと思います。