実は日本に帰国する予定だったのですが、トラブルでフィリピンを出国できませんでした。
私はもともとリタイアメントビザを取得していたのですが、結婚を機に結婚ビザに切り替えることにしました。
リタイアメントビザの種類は「SRRVスマイル」です。
最初に1.400ドルの手数料などの支払いに加え、20,000ドルを政府が指定する銀行(私の場合はランドバンク)に預けることが必要ですが、それ以外に、毎年約360ドルの会費が必要になります。
結婚ビザ(13A)の場合、一年目に仮永住ビザの取得、二年目は永住ビザの取得と2年かけて取得することになります。
取得後の経費は毎年のアニュアルレポート、5年に1度のACR-Iカード更新が必要ですが、かなりの安くなります。
ただ、この手続きが容易ではなく、個人エージェントに頼んだのですが、1年目の仮ビザについて、「2、3カ月で取得できる」との話が、結局8カ月もかかりました。
それでも、やっと今回、正式に仮永住ビザの許可が下りて、晴れて再度帰国しようとしたのでした。これまでのトラブルからエージェントには念を押して大丈夫と言われ、いざ空港へ向かいました。
パスポートにはちゃんとビザが貼ってあります。
早朝、成田行きのセブパシフィックに搭乗するため、深夜から空港で待機していました。
2時にチェックイン開始、3時半に入国審査が始まり、ほぼ一番乗りで、あとは2時間ほどいつものように搭乗ロビーでゆっくりするはずでした。
ところが、出国審査官にACR-Iカードが必要と言われますが、そんなものもらっていません。
別室へ通されます。。エージェントからはパスポートと2通の許可関係の書類しか受け取っておらず、カードの説明などありませんでした。
結局、フライト時間も近づく朝4時にエージェントに電話を入れて直接やり取りしてもらってもダメ。
普通に考えれば、本来ならばIDは所持が義務付けられているのだから、ビザの交付と同時に付与しなければなあない気がします。
つまり、イミグレーションのミスではないかと。
とはいってもこういうことはフィリピンではよくあることで、それゆえエージェントには何度も「大丈夫?」と確認していたですがしかたありません。
以前だったら、袖の下(アンダー・ザ・テーブル)で何とかなったのかもしれませんが、結局フライトはキャンセルになってしまいました。
フィリピンの役所はいい加減なところと変に厳しいところが混在しています。
ビザ取得やフィリピン生活でのトラブルについてはいずれ、詳しくまとめたいと思います。