はじめに
以前の記事でも少し触れましたが、日本での仕事を辞め、心のリハビリも兼ねセブの英語学校で英語の勉強を始めました。
しかし、社会人になってから40歳半ばになるまでろくに勉強もしておらず、もう50歳に手が届く年齢で記憶力、学習能力の衰えは如何ともし難いものがありました。
フィリピンは英語が公用語で特にセブは観光都市でもあるので英語が話せれば日常生活ではそれほど困ることはありません。他の国のことは詳しくは分かりませんがフィリピンでは公的な行政文書や契約書は英語で書かれていますのである程度英語ができれば現地語を覚えるというステップを踏まずとも起業しやすいというメリットがあると思います。
私の場合はその英語力も全く不十分な中で一人暮らしを始め無謀にも起業までしてしまいました。英語勉強は現在進行形であり悪戦苦闘中でもあります。日本に滞在中はほとんど勉強をさぼるなど軟弱者でもあります。今回は英語という点に絞ってそんな私の超初心者としての勉強法などについてお話ししていきたいと思います。
セブへの仮移住、そして英語の勉強
以前も少し書きましたが私はセブに来る直前に受けたTOIECテストで最低レベルでした。
英語学校では初日にレベル測定テストがあります。内容は筆記テストと先生との英語での面談テストですがどちらもぼろぼろ、特に面接は先生が何を言っているのか全く分からずあっという間に終了、もちろん最低レベルからのスタートです。
授業もテキストもすべて英語で、4人の受け持ちの先生のうち一人はテキストを使うのを諦めたほどで、自分でもここまでダメかと自覚するとともに心が折れそうになりました。
学校では6時間のマンツーマンをとったのですが、マンツーマンというのは結構疲れます。授業の最後のほうは雑談で終わってしまう感じで、部屋に戻ってもほとんど予習や復習をする気力も残っていませんでした。
英語学校に半年通い、卒業間際は割と先生との会話も交わせるようになり、上達したかとも思ったのですが、外に出ると中々通じません。
英語学校では先生も日本語発音や生徒の発音に慣れているので発音が悪くても聞き取ってくれます。また生徒に対しては聞き取りやすい発音で話してくれます。英語学校に通う場合は休日の日には成るべく外に出て一般の人と会話することをお勧めします。
それでもセブで生活し、さらにはビジネスを起こす決意をして英語に関しては「あくまでコミュニケーションのツール」で生活やビジネスにおいて最低レベルをめざそうと割り切りました。
勉強法としては独学では「基礎レベル」をしっかり身に着ける。あとは実践ですが幸いセブにいる間は会話に関しては英語で話す相手には事欠きません。通じなくてもめげずに会話することが大事です。まずは、私の「基礎レベル」の勉強法を下記の点に留意しながらお話しします。
- 語彙
- リスニング
- 発音
- 文法
- リーディング・ライティング
- 会話
おすすめのアプリ(辞書と語彙の勉強)
まずアプリに何を入れるかですが今回は物書堂のアプリについてお話しします。
ウィズダム英和・和英辞典、コウビルド英英和辞典
英語学校の授業ではカシオの電子辞書を使っていたのですが、小型でとても使い勝手が良かったので重宝していました。しかし卒業後、紛失してしまい、セブでは電子辞書も手に入らずどうしたものかと困っていました。結局が持っていたiPotとiPadにダウンロードしたのが「ウィズダム英和・和英辞典」です。
実際に使ってみると非常に使い勝手がよく、もう電子辞書を買い直す気にはなりませんでした。このあとに同じ物書堂の「Random House英和大辞典」も入れましたが私レベルならウィズダムだけで十分だと思います。なお、「ウィズダム英和・和英辞典」は物書堂以外のアプリもありますのでご注意ください。
あとは「コウビルド英英和辞典(米語版)」も入れています。生活して行くうえで必要なボキャブラリーとして英英辞典が引けるくらいを目標にしています。
本当は辞書は英英辞典を使うのが良いと言われますし私もそう思います。私レベルにとっては英英辞典を引くのは非常にしんどく感じるので無理をせず苦にならないようになるのを目標にしています。
なお、コウビルドは「英英和辞典(米語版)」、「英英辞典(英語版)」、「英英辞典(米語版)」と3種類あります。私は全部購入したのですが、初心者は英英和だけで十分だと思います。「英英和」は見出し語が23,000、英英(米語)は見出し語が約42,000となっています。物書堂のHPはこちら
物書堂は例年4月に新入学セールを行っているようです。
これらの良い点は、辞書としては書籍で出版されているものなので信頼が置けるとともに総ての見出し語や一部の例文が音声付きであることです。また、オフラインで使えるのでネット環境が不安定なフィリピンでは重宝しています。
また、iPadなどではアプリ連携しており英字WEBサイトでも分からないに単語があればストレスなく辞書を引き発音も確認することができます。当然物書堂の辞典間の連携もスムーズです。
「ターゲット1900」
実践においては分からない単語は辞書を引けばよいし、会話においては言い換えができればそれで問題はありません。
ですから目標としては、英英辞書が読めるレベルの英単語で、大学受験レベルをしっかりやれば十分だと思っています。
私のように記憶力が落ちている者にとって学生時代の勉強のように英単語を丸暗記するのは苦痛でしかありません。例文で覚えるのが良いと思います。
大学受験向けですが基本英単語1900が習得できます。このアプリの良い点は「すべての単語に音声付きの例文」が付けられていることです。
例文は短いので例文ごとにシャドーイングできます。シャドーイングを繰り返すことは筋トレのように必要です。リスニングとスピーキング両方の練習になります。
このシリーズの良いところは例文の単語でも指定すると上記の「ウィズダムやコウビルドに瞬時にジャンプ」して確認することができます。ストレスなくスムーズに辞書を引きながら勉強できます。
1回で覚える必要はなく(というか私には無理なので)とにかく何周もするつもりで、難しい単語にあまり時間をかけず進めています。
ではつづきはまたの機会に