今回はドライバーの親戚で土地を売りたいという人がいて、さっそく見に行くことにした話です。
土地を見に行く(第3回目)
セブはここのところまた暑い日が続いています。いっときは随分涼しかったので、よけいに堪えます。
土地を見に行くのは3回目ですが、今回が初めての平日の外出です。市街地はかなり渋滞しており、ジプニーとアンガス(配車アプリのバイクタクシー)が見えないだけで、車内から見える風景は以前のようでした。
さて、私の方は手術後、数ヶ月してからモノが二重に見える症状が現れており、今も続いています。家にいるとあまり気にならないのですが、外に出るとはっきりと分かります。左右で度が合わないメガネを掛けているようでだんだんと気持ちが悪くなってきたりします。
もう術後一年が経過してしまうので、日本で検査を受けたいのですが、日本も第3波などというニュースを聞きますのでどうなることか。入国時の14日間の検疫待機期間がなくなるのはワクチンが普及してからでしょうか。また、フィリピンの状況も良くならない限り難しいですね。
- セブ市は「MGCQ」の規制のままで検問を強化するというようなニュースもありましたが、検問は行われていませんでした。
- やはり日曜日と比べるとかなり渋滞していて、ハイウェイ(主要道路)の渋滞ポイントは避けて、抜け道を使いました。
- ちょっと分かりにくいですが、左手に見える黄色い車両はエアポートタクシーです。空港からの利用がほとんど無いためか、たくさん駐車されていました。
ミラクルフルーツ(フィリピン名Miracle fruit:英語名Calabash(ひょうたん・うり))
- 最初に訪れた土地の近くにあった果物、「何?」と聞くと「ミラクルフルーツ」というのだそう。
- 都会暮らし?だとスーパーマーケットで買う果物くらいしか覚えないですが、フィリピンには日本では珍しい果物も沢山あります。
- 田舎暮らしを始めたらいろいろ探したいと思っています。
- しかしこの「ミラクルフルーツ」は普通の果物とはちょっと違うようです。
ちなみに下の写真はユーチューブ動画でフィリピンのミラクルフルーツ(Miracle fruit)を紹介している方です。Miracle fruitというのはフィリピン名で英語名では、「Calabash」といいます。
日本語だと「ひょうたん・うり」になります。ひょうたんはウリ科植物です。ちなみに「ユウガオ」との違いですが、『ヒョウタンとユウガオは同一種であり、ヒョウタンがインドに伝わって栽培されるうち、苦味の少ない品種が食用のものとして分化、選別されたと考えられている。』
『ユウガオの実はかんぴょう(干瓢)の原料となる』のですが、『観賞用のヒョウタンの中には植物毒を含有しているものがあり、嘔吐と下痢を伴う重篤な胃および腸不全を引き起こし、稀に死亡することもあるため、注意が必要である。』とのこと。(『』内はウィキペディアより)
ひょうたんの苗をホームセンターが誤って食用と表示して販売してしまい、食中毒を起こした事件「ひょうたんで食中毒事件のお粗末な全容」(東洋経済 2014/07/22)
2013年には、大阪の小学校で4年生の理科の授業の一環として校庭で栽培していたヒョウタンの実を、教師が希望した生徒に食べさせて大規模な食中毒事件が起きている。
また、2016年には40~50代の男女が自宅で調理したヒョウタンで食中毒となり救急搬送された。ヒョウタンはウリ科植物の性質として容易に交雑してしまうため、食用種のキュウリなどの近くでヒョウタンを育てると、毒入りキュウリが育ってしまう。一方、この中毒を引き起こす成分が抗がん作用があるという研究もされている。(「ヒョウタンの隣で育てたキュウリは「毒入り」になる(現代ビジネス 2016/09/04)」から)
フィリピンで毒性のある「Calabash」があるのかどうかは分かりませんが、知らない食物を食べるときには必ず現地の人に確認してからにしましょう。
一方、英語で「Miracle Fruit」というのがあってこちらはアカテツ科の果物で、日本では楽天やアマゾンなどで「ミラクルフルーツ」として実が売られていますがこれは別物です。ややこしい。
下の動画はユーチューブ動画「BecomingFilipino」で、26歳のダバオ在住のカナダ人がフィリピン生活・文化などを紹介しているもので、チャンネル登録者(現在)80万人以上、この動画はミラクルフルーツを紹介しており、動画再生数 約95万回です。それよると、果実はマッシュルームのようで食べられず、煮沸して濾過してお茶のように飲むそうです。
土地を見に行く(第3回目)の続き
- 最初の土地
- 周囲にはすでに古いサブディビジョンもあります
- 新しいサブディビジョンの建設予定もあります。
- この道は拡張されて舗装整備される予定とのことですが….将来的には発展しそうです。
- マンゴーの木が5本付き
- 隣接する2区画(2タイトル)併せて約1,400㎡
- 奥の方は低木があって伐採が必要
- この辺は奥も住宅地があり電気等は問題なし。
- このあたりは平地なので水はけはあまり良くないかもしれない。
- とりあえず「現地を見るだけ」と伝えていたのですが、登記簿一式のコピーも用意してくれていました。
- もともとはサブディビジョンにする予定だったそう。一戸建て10件。
- 二番目の土地はサブディビジョン内(といってもセブ市にあるようなキッチリした感じではなく地域全体がサブディビジョンになっている感じ)
- 住むには快適そう。
- 土地は傾斜地で伐採が必要。反対側には車で向かう。
- 面積は2,000㎡
- 反対側は高台で見晴らしが良い。遠くにマリア像が見える。
- そう遠くない場所に「Ibabaw Mountain Resort」のようなリゾートホテルやテニスコートのある会員制クラブがあります。
- さらに山の方に入るとゴルフ場もあるらしく、ちょっとしたセブの山・高原リゾート地みたいな感じらしい。
- 3番目の土地
- ここもサブディビジョン内
- 隣の家は旦那さんがカナダ人とのこと。かなり大きい豪邸といった感じ。
- ここも高台になっていて見晴らしがいい
- 上の写真と同じ方角の向かいの家。隣の家もそうだが見た目のいい家が多い。セブ市街地からは随分離れているのだけど何して暮らしているのだろう。
終わりに
今回案内してくれた地主さんはむちゃくちゃフレンドリーでした。自身が船長をやっていてかなり収入がよく、無駄遣いせず土地を買っていたそうです。(見た感じのキャラクターとは違って堅実な方のようです。
そういえば、私の英語学校の最初の先生は他の島からセブに来ていたのですが、外国船の仕事をしている兄に帰ってこいといわれているが、教師の仕事がしたいのでセブにいると言っていました。普通の船員でも兄弟家族を養えるくらいの給料を貰えるみたいです。
ましてや、船長だとすると相当な収入だったでしょう。また昔は土地の値段も、今よりかなり安かったようです。今日見せてくれた他にも土地を持っていて、子供二人がアメリカに永住できるので、もうそんなに土地を持っていても仕方がないので一部を売って、自分の老後のための家(豪邸?)を建てるのだそう。
久しぶりに外に出て、暑さもあって(乗っていった車はセブに来て最初に買ったバンで、エアコンなしです。)疲れてしまいました。
日本はコロナ第3波が心配ですし、インフルエンザの季節も近づいています。皆様も感染予防をしっかりとって、お気をつけてお過ごしください。