今回は、ユーチューブに投稿した動画からの内容です。
忙しかった一日
この日は、銀行の手続き関係や、前回お話したフランチャイズ購入に関して、オーナーさんとの交渉など忙しい一日でした。
まず、フェンテ・オスメニア・サークルへ向かう途中でマンゴースクエアの横を通りました。
- マンゴースクエアです
マンゴースクエアは、いくつものクラブやKTVなどがある、セブ市のナイトスポットです。
もっとも、規模もそれほど大きくはなく、新宿歌舞伎町などと比べると地方の繁華街という感じです。
治安に関しても、それほど恐れるほどではなく、普通のカラオケボックスもあって、まだ結婚する前にカミさんなど友人といったこともあります。
ただ、英語学校時代に知り合った留学生が、マンゴースクエアのクラブで酔いつぶれて、気がついたら現金からなにから盗まれていたということもありましたので、十分注意する必要はあります。(やはり外国人というだけでターゲットになります)
その酔いつぶれたというのも、そこで初めて会ったフィリピン人と意気投合したところまでは覚えていて、もしかしたら薬を盛られたかもしれないとのことでした。
コロナ以前から、このあたりが賑やかになるのはかなり遅い時間ですので、昼間ではよくわからないのですが、まだ、ほとんどの店は営業できていないのではないかと思われます。
- 本と文房具を売っているナショナルブックセンター
日本では書店がどんどん減っているようです。1990年代の終わりに2万3000店ほどあった書店は、2018年には1万2026店にまで減少。この数字には売り場のない事務所や雑誌スタンドなども含まれており、実態としては、書籍をそれなりに販売している店舗としては、図書カードの端末機を設置している約8800店ほど、とのことです。1)
もっとも、2020年度の書店の倒産は12件にとどまり。昨年の24件を大幅に下回って3年ぶりの減少となったほか、これまで最も少なかった17年度の16件を4件下回り、過去最少を更新したことが分かった。(帝国データバンクの調査)2)そうで、巣ごもり需要の影響かもしれません。
セブの街角では、ほとんど書店を見かけません。そんななか、SMやアヤラモールなどにも入っているナショナルブックセンターは品揃えもまあまあです。(私は主に文房具を買いに行っていましたが)
本棚も覗いてみると、結構高くて、英語のテキストブックなどは1,000ペソ以上したりして、庶民にはなかなか手が届かない値段です。
以前リープフロッグ(カエル跳び)のお話をしました。かつての中国など発展途上国で、有線の固定電話が普及する前に携帯電話やインターネットが普及し、キャッシュレッス化などは日本が追い越されてしまったように、先進国が踏んだ段階を飛び越えてテクノロジーの進化が起こることです。
フィリピンは、恐らく書店が増えることなく、電子図書の時代を迎えるのかもしれません。
1)日本の書店がどんどん潰れていく本当の理由-決定的に「粗利」が低いのには原因がある-(東洋経済 2018/12/09)
2)「鬼滅」「呪術」のヒットも追い風に 書店の倒産が急減、2020年度は過去最少を更新(PRTIMES 2021/04/24)
- オスメニアサークル
オスメニアサークル(Fuente Osmeña Circle)は環状交差点(ラウンドアバウト)ですが、中央が公園になっていてFuente(噴水)があることから、「フェンテ」という言い方もよくされます。クリスマスシーズンには大きなイルミネーションのツリーが建てられます。
車やバイクに乗っていた頃は、よく通ったのですが、信号をつくらず車の流れをスムーズにさせるための環状交差点の真ん中に公園があったら、歩行者が交通の邪魔になるのでは?とちょっと不思議に思っていました。
(横断歩道はありますが、そもそもフィリピンでは車列をかいくぐっていくので、大丈夫なのかもしれません)
そして、このオスメニアサークルを南北に貫くオスメニア通り(Osmeña Boulevard)は、以前はジョーンズアベニューとよばれていました。ジョーンズというのは、1916年の「ジョーンズ法」(フィリピン自治法)として知られる法の成立に寄与した米国下院議員ウィリアムアトキンソンジョーンズにちなんで名付けられました。
ジョーンズ法というのは、当時、植民地であったフィリピンの自治法で、フィリピンの独立が約束された、1934年3月24日に成立するフィリピン独立法(別名、タイディングス・マクダフィー法)につながる法案です。
しかし、セルジオオスメーニャの最初の妻エステファニアベロソオスメーニャに敬意を表して、1978年の条例により、現在の名称に変更されました。 経緯はよく分かりませんが、やはり、「植民地時代のアメリカ人より、フィリピン人大統領にちなんだ名称の方がいい」ということになったのでしょうか。
いずれにせよ。オスメニアはセブ出身で特別な存在です。
- アヤラを走るバス
セブ市の市街地ではほとんどジプニーは走っていません。ほとんどこのような「MPUJs」(modern public utility jeepneys)や黄色いボディーでおなじみのセレスバスの「PUBs」(public utility buses )です。
フリーライドサービス契約プログラム(医療従事者などが無料で乗車できるCQ下における暫定的なバス運行システム)の最初のスキームに登録した、中央ビサヤの500人のドライバーのうち144人の合計が彼らのインセンティブ(1キロメートルあたり11ペソの報酬)を受け取った。1)というニュースがありました。これらのドライバーは皆、失業したジプニードライバーのようです。
また、セブ市長のエドガルド・ラベラは、2ヶ月前に否決された追加のジプニーの運行について、ジプニータスクフォース(JTF)からの複数の要請に対して、近くジープニールートを開くことを約束しました。2)
(参考ニュース)
1)144 bus drivers under free ride program ‘paid’(SunStar 2021/4/27)
2)Labella promises to open more jeepney routes soon(Cebudailynews 2021/05/07)
- SMのMyBus
MyBusは、SMモールのSMが運営するバスです。
LTFRB(陸上交通許認可規制委員会:The Land Transportation Franchising and Regulatory Board)Region7は、2021年5月6日(木)に、22台の追加の公益事業バス(PUB)を配備しました。
フリーライドサービス契約プログラムのスキームの下で、セブの居住外の医療従事者および許可された人に無料でサービスが提供されます。このルートには空港経由も含まれています。1)
1)22 MyBus units offer free service(SunStar 2021/05/06)
- セブンイレブン
フィリピンのコンビニは、たいてい屋外にテーブルと椅子が置いてあって、そこで飲食することができます。
現在はリカーバンで店内飲食禁止で、コンビニでのアルコール類の飲食も禁止されています。以前はよく宴会する姿も見受けられました、
- 夕暮れ
- ティサの通り
- ガイサノデパート
- おしゃれな内装の店
- プソ(ちまきのような感じでココナッツのはでご飯が包まれています)
- セブに来た最初の頃は、このごはんは固くて苦手で、食べられませんでした。(今は大丈夫です)
- シューマイ 8ペソ
- チキンフィート27ペソ
- ヌードル20ペソ
- シューパオ 18ペソ
- スティームライス35ペソ
- カントン 25ペソ
シューマイは2種類あって、スタンダートなものとジャパニーズシューマイです。
ジャパニーズシューマイというのは、のりで巻いてあるのでその名がついているものと思われます。日本人が発案したのか、「なんちゃって」なのかはよく分かりません。
タレは二種類あって、よくある醤油ベースのものと「食べるラー油」のようなものです。個人的にはこのタレが好きなのですが、今回訪れたお店はちょっと違っていました。
チキンフィートはその名の通りチキンの足なのですが、タレがスパイシーでとても美味しかったです。
シューパオは先程のセブンイレブンでも食べた、肉まんのようなものです。以前は小腹がすいたときなどに、コンビニでよく買って食べてました。
スティームライスは丼もので豚肉などであんかけみたいな感じですが、いろいろなバリエーションがあると思います。
カントンは、パンシットの一種のバリエーションで焼きそばの類です。Pancitは福建語の「pian i sit」に由来しています。これは、「便利で速く調理される」ことを意味します。1)
正直なところ、私はこのパンシットが少々苦手です。ご飯と一緒に結構な量がでてくる「炭水化物攻撃」で、いつも残してしまいます。日本の焼きそばの単品がいいです、
1)Pancit (tasteatlas.com)
ティサと私
私の2度目の一人暮らしの場所は、ティサからそう遠くない場所でした。
完全なローカルの生活で、近所の人達にとっては恐らく初めての外国人。特に子供たちは興味津々だったようです。
最初はこちらも、あちらも少し警戒していましたが、やはりきっかけは日本土産のチョコレートやスナックで(モノで釣った感はありますが)、「Kazu」と呼んでくれ打ち解けました。
ここでの体験がフィリピン・セブでの印象を決定づけて、ここで暮らしたいと思うようになったきっかけといえます。
ティサのシュウマイも、ときどき食べました。この通りは、最初の印象はアメ横のようにやたら人が多くて、いかにもフィリピンという熱気が感じられる場所でしたが、少し道をはずれると静かなローカルの風景が広がっています。
おわりに
日本
日本は東京、大阪などの緊急事態宣言が延長になるなど、なかなか厳しい状況が続いているようです。
今のペースだと、開催時期は、高齢者のワクチン接種が終わって、その他一般人の何千万人への摂取が始まる時期だと思うのですが、気になるのは医療体制や役所の人員です。
地方自治体が国体や全国規模のイベントを実施する場合は、役所のさまざまなセクションに動員をかけ、応援体制をとります。東京は他の自治体と比べ職員数に余裕があるはずですが、それでもオリンピックだけでもかなりの体制が必要のように思えます。
それに加え、ワクチン接種も医療機関でなく、接種会場がメインになるのであれば、保健所などの保健セクションだけでは無理でしょうし、現在でもあらゆる分野がコロナ対策に追われており、全庁体制であたっているでしょう。
できるだけアウトソーシングで対応するのでしょうが、役所というところは、なかなかそれができないところでもあります。現職公務員は守秘義務や組織の縛りがあって、なかなか生の声を世間に出せないものですが、都の実情が気になります。日本は、今年の夏はどんな夏を迎えているのでしょうか。
フィリピン・セブ
一方、フィリピンですが、マニラ首都圏などのMECQは5月14日までの延長が決まっています。
フィリピンは日本以上に首都圏への一極集中が強いといえます。
マニラ首都圏と比べるとセブ州は観光依存度が強く、海外旅行客のみならず、島外への国内旅行も制限されている状況はとても厳しい状況です。
Garcia (ガルシア)セブ州知事は、ラプラプ市長のJunard “Ahong” Chan(ジュナード・アフォン・チャンが主張する、「Covid-19のワクチン接種を受けた外国人観光客が市内に入ることを許可することによる、観光を後押しする取り組み」を支援する1)という報道がありました。
これについては、今後のセブの状況に大きく関わることなので、別の機会にもう少し詳しくふれたいと思います。
1)Garcia backs effort to open Cebu to foreign tourists (SunStar 2021/05/04)
動画について
昨日、9本目のユーチューブ動画「ドライバーの実家でカラオケ大会【フィリピン・セブの日常Vlog】」を投稿しました。4月のホーリーウィークにドライバーの実家のアロギンサンに行ったときの様子です。
ヴィジェットにリンクを貼っていますので、よろしければ、ご覧いただけたら嬉しいです。セブは暑いですが、日本は過ごしやすい季節だと思います。皆様お元気でお過ごしください。