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「40台のタクシーを売りたい」という話があったけど残念ながらとても手が届かない【フィリピン・セブ タクシービジネス備忘録】

※写真は本文とは関係ありません。(「Special report: Cebu’s ‘dying’ taxi industry (First of a series)」(The Freeman 2019/04/14))

今、「住所」や「住民票」について投稿を作成中ですが、法律関係の話題なのでちょっと時間がかかっています。

その前に少しタクシービジネスの話をしたいと思います。

以前お話ししましたが、タクシーのフランチャイズは「コンソリデーション(統合)」という制度改正により、15台以上所有していないと認められなくなりました。

セブでは、フランチャイズが新規発行されていないため、中古を購入する必要があります。

オペレーター同士の繋がりに加えて、役所からも「フランチャイズを売りたい」というオーナーの情報を得て、何とか台数をクリアすることができました。

コンソリデーションも一応終わったため、今後は古い車両の更新がテーマとなります。

そんな折、先日、役所から「40台分のフランチャイズを売りたいというオーナーが居るがどうか?」という話がありました。

中古フランチャイズの値段は、私が事業を始めた2015年ごろは50万ペソから60万ペソくらい(当時のレートで120万から150万円くらい)でした。

その少し前から新規のフランチャイズの発行を止めたため、大規模オペレーター(オーナー)が中古フランチャイズを買い求めたため、相場がどんどん上がっていきます。

あまりの高騰に、2016年に役所が名義変更の停止措置を取ったため、その後フランチャイズの売買は減少し、売買額も下がりました。

その後、コンソリデーションに際して購入したフランチャイズの値段は以前の半分ほどです。

さらに、コンソリデーションにより、1台や数台というフランチャイズはほとんど売却や統合されたため、売却の話もだんだん少なくなり、最近はほぼなくなっていました。

今回のように40台といった数での売却話は初めてです。

価格は1台あたりにするとかなり安いのですが、それでも、私にはとても手が出ない額です。

タクシーというのは、他の業態でもそうですが、ある程度はスケールメリットがあり、リスク分散にもなるため、台数は多い方がいいので資金があれば購入したいところですが、無い袖は振れません。

フランチャイズ手放す理由としては、「他の事業の資金にする」や「経営状況がよくない」「オーナーの健康状態や何らかのトラブルで続けられない」など考えられます。

今回の投稿のサムネイルのタクシーの写真は、以前の投稿でも紹介しましたが、2019年の記事で、セブのタクシーオーナーで保有している136ユニット(車両)のうち、稼働しているのは50ユニットしかないという状況が取り上げられています。

その後、更にコロナで、厳しいのは確かなのですが。

一体何なのか?、ちょっと気になるところです…。

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (2件)

  • 比では商売はしない方が良い。私は幾つか手を出したが
    失敗ばかりだった。

    • フィリピンでビジネスの経験がおありなのですね。
      日本とはぜんぜん違う難しさがありますね。

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