
はじめに
フィリピン、マニラ発 ― マラカニアン宮殿(大統領府)は9月11日(金)、2027年の祝日、特別休業日、その他の休日のリストを発表しました。
フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、年間祝日および特別日のスケジュールを定める布告第1427号(Proclamation No. 1427)を発布しました。
旅行、ビジネス、語学留学のスケジュールを立てる際は、以下の日程をご参考ください。(フィリピンの語学学校では、祝日は基本的に授業が休み(休校)になります。)
(参考:『LIST: Holidays, special non-working days for 2027』(2027.9.11 INQUIRER.net )
年の途中における追加や変更などの新しい情報
《随時追加します》
–イスラム教の断食明け祭(イード・アル・フィトル / Eid’l Fitr):未定(太陰暦・天体観測に基づき後日発表)
– イスラム教の犠牲祭(イード・アル・アドハー / Eidul Adha):未定(太陰暦・天体観測に基づき後日発表)
昨年との変更点等
今回発表された2027年の祝日等の項目については、基本的に前年からの大きな変更はありません。
2027年フィリピン祝日・休日一覧表
祝日等の種類
<表A:非労働日>
– 祝日(Regular Holidays):原則として学校・職場は休日。休業しても給与が100%支給される法定休日。
– 特別休業日(Special Non-Working Days):原則として学校・職場は休日。「ノーワーク・ノーペイ(働かなければ給与なし)」が基本。
– 追加特別休業日(Additional Special Non-Working Days):連休促進等のため特別に設けられる非労働日。
– <表B:労働日>
– 特別労働日(Special Working Day):祝日としての意義を残しつつ、職場や学校は休業になりません(通常の労働日として扱われます)。
表A:非労働日(祝日・特別休業日)
| 日付 (2027年) | 曜 日 | 祝祭日名称 (日本語) | 祝祭日名称 (英語) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1月1日 | 金 | 新年 | New Year’s Day | 祝日 |
| 2月6日 | 土 | 中国旧正月 | Chinese New Year | 追加特別休業日 |
| 未定 | イスラム教断食明け大祭(※) | Eid’l Fitr | 祝日 | |
| 3月25日 | 木 | 聖木曜日 | Maundy Thursday | 祝日 |
| 3月26日 | 金 | 聖金曜日 | Good Friday | 祝日 |
| 3月27日 | 土 | 聖土曜日 | Black Saturday | 追加特別休業日 |
| 4月9日 | 金 | 勇者の日 | Araw ng Kagitingan | 祝日 |
| 5月1日 | 土 | メーデー | Labor Day | 祝日 |
| 未定 | イスラム教犠牲祭(※) | Eidul Adha | 祝日 | |
| 6月12日 | 土 | 独立記念日 | Independence Day | 祝日 |
| 8月21日 | 土 | ニノイアキノ記念日 | Ninoy Aquino Day | 特別休業日 |
| 8月30日 | 月 | 英雄の日 | National Heroes Day | 祝日 |
| 11月1日 | 月 | 諸聖人の日 | All Saints’ Day | 特別休業日 |
| 11月2日 | 火 | 死者の日(万霊節) | All Souls’ Day | 追加特別休業日 |
| 11月30日 | 火 | ボニファシオ記念日 | Bonifacio Day | 祝日 |
| 12月8日 | 水 | 無原罪の聖マリアの祝日 | Feast of the Immaculate Conception of Mary | 特別休業日 |
| 12月24日 | 金 | クリスマス・イブ | Christmas Eve | 追加特別休業日 |
| 12月25日 | 土 | クリスマス | Christmas Day | 祝日 |
| 12月30日 | 木 | リサール記念日 | Rizal Day | 祝日 |
| 12月31日 | 金 | 年末特別休日 | Last Day of the Year | 特別休業日 |
表B:労働日(学校や職場は休みになりません)
| 日付 (2027年) | 曜 日 | 祝祭日名称 (日本語) | 祝祭日名称 (英語) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2月25日 | 木 | エドゥサ革命の日 | EDSA People Power Revolution Anniversary | 特別労働日 |
滞在・生活上の注意点
フィリピンでは、大統領令などにより数日前の直前に突然特別休業日がアナウンスされるケースがあります。
役所や銀行、各種公的窓口は原則として急遽閉まってしまうため、ビザの更新手続きや両替、銀行送金などを予定している方は常に最新ニュースにご注意ください。
ホーリーウィーク(聖週間)のモール営業
ホーリーウィークの詳細な背景については、以下の過去記事もあわせてご覧ください。

– モールの休業:ホーリーウィークの聖木曜日(Maundy Thursday)と聖金曜日(Good Friday)は、例年SMモールやアヤラモールなどの主要大型ショッピングモールは全館休業となります。
また、前後の日程でも営業時間の短縮があります。モール内の店舗だけでなく、街中の個人商店やレストランも多くが休みとなりますのでご注意ください。
– スーパーマーケットの営業例:過去の傾向として、SMスーパーマーケットは木曜・金曜ともに時間短縮で営業したり、アヤラセンターのメトロスーパーは木曜休業・金曜営業となるなど、年や店舗によって対応が分かれます。
必要な食料や日用品は、水曜日のうちに買い出しを済ませておくことを強くおすすめします。
クリスマス・年末年始の注意点(渋滞・防犯・モール営業)
メトロ・セブなどの都市部では、12月に入るとクリスマスをピークに年明けまで、普段の激しい渋滞がさらに悪化します。道路工事やスコール、交通事故などが重なると身動きが取れなくなることも珍しくありません。
観光や留学で滞在されている方は、特に空港へ向かうフライト当日は十分時間に余裕を持ったスケジュールを組むようにしてください。
また、年末年始はスリ、置き引き、スキミングなどの犯罪も多発します。露店やタクシーでお釣りを受け取る際は、偽札が混ざっていないかその場で確認するよう心がけてください。
👉 [あわせて読みたい:年末年始のフィリピン・セブ旅行を楽しむための注意喚起【安全情報】]

セブ地域限定の祝日等
※ローカル祝日の正確な日程・運用については、直前に在セブ日本国総領事館などの公式アナウンスを必ずご確認ください。
セブ市設立記念日(Cebu City Charter Day)【2月24日】
毎年2月24日は「セブ市設立記念日」として、セブ市限定の特別休業日(Special Non-Working Holiday)となります(※セブ市内の学校や役所などが対象)。
根拠「February 24, 2025 is special non-working holiday in Cebu City(2025年2月24日はセブ市で特別休日となります)」(GMA Regional TV 2025.02.19)
セブ州設立記念日(Cebu Province’s Foundation Day)【8月6日】
毎年8月6日は「セブ州設立記念日」として、セブ州全体の特別休業日(Special Non-Working Public Holiday)に指定されています(共和国法第7698号)。
根拠「AN ACT DECLARING AUGUST SIX OF EVERY YEAR A SPECIAL NONWORKING PUBLIC HOLIDAY IN THE PROVINCE OF CEBU(セブ州において毎年8月6日を特別休業日とする法律)」(REPUBLIC ACT NO. 7698, April 29, 1994:共和国法第7698号、1994年4月29日)
2025年
「Aug. 6 a special non-working holiday in Cebu (8月6日はセブの特別な休日 )」(The Manila Times 2025.08.05)
オスメニャの日(Sergio Osmeña Sr. Day)【9月9日】
セブ出身の第4代大統領セルヒオ・オスメニャを称える日です。共和国法第6953号に基づき、セブ州内は「特別休業日」、その他の全国地域は「特別労働日」として扱われます。
(※特別労働日は通常の出勤日と同様に扱われ、追加給与や割増賃金は発生しません。)
「【総領事館からのお知らせ】当館休館日(2024年9月9日(月))のお知らせ」(外務省海外安全ホームページ)
Republic Act No. 6953 declares September 9 of every year as a special non-working public holiday in the Province of Cebu and a special working public holiday in the rest of the country, in honor of the late President Osmeña.(共和国法第6953号は、故オスメニャ大統領に敬意を表し、毎年9月9日をセブ州では特別休業日、その他の地域では特別ワーキングホリデー(※)と定めています。)「145th Birth Anniversary of Pres. Sergio Osmeña, Sr.」(NATIONAL LIBRARY OF THE PHILIPPINES )
(※)ワーキングホリデーは政府によって定められた祝日で、従業員と雇用主がその行事に関連した活動に参加することが奨励されます、給与計算で通常の労働日と同様に扱われるため、雇用形態によっては「ノーワークノーペイ」が適用されるとともに、追加給与や割増賃金は発生しません。
シヌログ祭り(セブ)

シヌログは今から460年以上前、ポルトガル人の探検家フェルディナンド・マゼラン一行によってキリスト教がもたらされたセブ島で、希望と幸福への祈りの一環として始まったフィリピン最大級のフィエスタ(お祭り)です。
サント・ニーニョ(幼きイエス)の像を抱えたダンサーたちが、軽快なドラムビートに合わせて「Pit Señor! Viva Sto. Niño!(お力を、セニョール!サント・ニーニョ万歳!)」と叫びながら街を練り歩くストリートダンスは圧巻です。
– 開催時期:メインパレードは例年1月の第3日曜日を中心に行われます。
– 交通・通信規制:パレード当日は市内中心部で大規模な交通規制が敷かれ、極度の混雑となります。また、治安・テロ対策の一環として、パレード開催期間中は日中に携帯電話のモバイル通信や通話が一時遮断される場合がありますので、事前の現地アナウンスにご注意ください。
<参考>2025年のスケジュール
※2027年は直前に発表される公式アナウンスを確認してください。

バレンタインデー
日本では若い世代を中心に認知や意識に変化が見られるバレンタインデーですが、その起源は古代ローマにあります。
もともと2月中旬には、古代ローマの神々を崇拝し豊穣を願う「ルペルカーリア祭」が行われていました。しかし西暦5世紀、風紀の乱れを懸念したローマ教皇ゲラシウス1世がこの異教の祭りを廃止。代わりに創設されたのがバレンタインデーです。
その背景には、3世紀に兵士の士気を保つため結婚を禁じた皇帝の命に背き、密かに兵士の結婚を司ったことで2月14日に処刑された聖職者「聖ウァレンティヌス」の伝説があります。男女を結びつけるという祭りの特色を残しつつキリスト教行事へと形を変え、改宗を促す狙いがあったとされています。
現在、カトリック教会における公的な宗教儀式としての位置づけはなくなりましたが、恋人たちの日として世界中で親しまれています。
フィリピンでも公的な祝日ではないものの、社会的な慣習として恋人同士が花束やプレゼントを贈り合って盛大に祝います。なお、「女性から告白する」「チョコレートを贈る」「翌月にホワイトデーがある」といったスタイルは日本独自の文化です。
休日勤務の割増賃金について
フィリピンでは「祝日(Regular Holiday)」と「特別休業日(Special Non-Working Day)」で給与の割増率が異なります。現地で会社運営や雇用を行っている方は、最新のフィリピン労働雇用省(DOLE)の通知等をご確認ください。
– 祝日(Regular Holiday)勤務:基本給の200%(不就労でも原則100%支給)
– 特別休業日(Special Non-Working Day)勤務:基本給の130%(ノーワーク・ノーペイ原則)
<参考リンク>
「DOLE releases October, November holiday pay rules(DOLE、10月と11月の休日給与規定を発表)」(Philippines Information Agency 2023/12/17)
「DOLE to employers: Observe proper holiday pay rules amid pandemic(DOLE から雇用主へ: パンデミック下では適切な休日給与規則を遵守してください)」(DOLE 2021/10/28)
「フィリピン投資制度 外国人就業規則・在留許可、現地人の雇用『現地人の雇用詳細』」(ジェトロ2022.11.1)
「フィリピンの労働法に関する基礎知識」(オフショアマネジメント 2022/12/10更新2022/12/18)
「フィリピン労働法(基礎編):フィリピンの労働時間と割増賃金は?」(フィリピンコンサルティングファーム 2019/07/17)
「【経営者必見!】休日・祝日時の割増賃金について。計算方法は?」(東京コンサルティンググループ 2020.3.26)
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