認知症と預金通帳再発行

今回、帰国目的の一つとして厄介なトラブルの対応がありました。

90歳を超える叔母が認知症で、九州のグループホームに入所しています。生活保護を受給していてその通帳管理を父がしていたのですが、今回通帳、カード等一切を紛失してしまいました。そのため急きょ九州まで行くことになりました。

使ったのは成田発福岡行きのジェットスター航空。ネットで最安値の便でした。往復で12,140円。国内のLCCは初めて利用しますが本当に安くなったものです。

さて、九州で伯父と合流し、施設へ向かいました。施設長さんやスタッフの方は親切に対応してくださり、普段もよくしていただいていると思いました。叔母を連れて郵便局へ向かいました。叔母はもうほとんど日中も寝ている感じです。

その郵便局では「本人の意思確認ができなければ再発行できない」の一点張り、「成年後見人ならできるのでその手続きをしてください」とのこと。

しかし成年後継人を利用するためには家庭裁判所に申し立てなければいけません。数か月かかり費用も数万円から場合によっては十万円以上かかります。

資産家ならやる意味はあるのでしょうが、もう九十歳以上で資産もなく生活保護を受けて施設に入っている叔母にこのような制度を利用するメリットはありません。通帳を再発行するためにそのような手間と費用をかけることは、ばかげた話です。

結局、施設からは遠いのですが叔父の使っている郵便局に行き、顔なじみの職員の方が手続きをしてくれました。

叔母には申し訳ありませんが長い時間車で連れまわしてしまいました。

確かに自分が担当者なら見も知らない者が再発行してくれと言っても、おいそれとはできないと思いますし、それは分かるのですが、今後こういった問題は増えてくるでしょうから、公的な制度で本人を救済できるシステムを考えてほしいと思います。

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