今回は、うちのカミさんが親友(カティ)の実家のサンフェルナンドに行った話です。(私は家で留守番です)
親友の実家へ
カミさんの幼なじみで、今も一番の親友がいます。お子さんが3人いるのですが、旦那さんは今から7年くらい前に、若くして、病気で他界されました。
実家はサン・フェルナンドといって、セブ市から南へバスで1時間ほど、カルカル市の手前にあります。
ハイウェイから山に向かって20分ほどのところにあります。
今から7年ほど前、私が車を運転していた頃、タクシーに区分変更(プライベートカーから事業用車)する前に、慣らし運転がてら、カミさんらを連れて一度行ったことがあります。
そのころはずいぶんと山道だと思ったのですが、今回、動画を見ると、ずいぶんと舗装が進み、整備されていて驚きました。
- それほど渋滞がなければ南バスターミナルから1時間弱、そこからバイクタクシーで20分ほどです
- 南バスターミナルまではタクシーで行きます。
- タクシーの運転席は、ビニールシートで感染防止対策をしています。
- 南バスターミナルです。
- ターミナル内ではなく、ハイウエイ沿いから乗ります。
- 窓のないタイプ。
- 以前、このタイプのバスでカルカルまで行ったのですが、飛ばす飛ばす、酔いそうになるくらいでした。
- 最初はすいていましたが、次第に込み始めます。
- 本来なら、MGCQの間は、まだ二人1席だと思うのですが、隣り合って座っている人もいます。
セブ市を離れると、規制に関する厳しさも異なるように感じます。これは、コロナ対策に限らず、例えば交通ルールも以前からそうでした。
セブ市内ではバイクのノーヘル(メット)はまず見かけません。バイクの検問は以前からよく行われており、厳しく取り締まられます。
私は、バイクで一度検問に遭いましたが、その時はセブに来て一年目で、国際免許たったのですが、検問を行っているCITOM(City Traffic Operations Management)の職員が何だかわからないようで、時間がかかりました。
田舎ではバイクに何人も乗せている光景を目にしますが、セブ市街地ではせいぜい子供一人を挟んで3人までという感じだと思います。(それももしかしたら捕まるかもしれません)
- ユーチューブ「Incredible Motorbike Taxis In Philippines」から
- さすがに、これほどの光景は見たことが無いのですが、郊外では「お父さんとお母さんの間に2人の子供を挟んで乗せている姿」は、何度も見かけたことがあります。
また、田舎だと、国際免許どころか、普通に日本の免許証を見せれば大丈夫とという話を聞いたこともあります(7年ほど前の話ですが)。
ですから、今回の動画では、バイクタクシー(ハバルハバル)にカミさんと親友が乗っていますが、道路交通法上は違反になりますので市街地ではまず無理ですが、田舎では普通に行われています。私もドライバー含めて大人4人乗りを経験したことがあります。(ドライバーはハンドルにしがみつくような格好で、もはや座席に座っていません。)
なお、現在、MGCQのセブでは、配車アプリを使ったバイクタクシーの「アンガス」は、まだ認められていません。しかし、一般のバイクタクシーは、実際には走っています。
実は、配車アプリを使ったバイクタクシーの「アンガス」は役所(LTFRB)の許認可を受けているのですが、一般のバイクタクシーは、もともと許認可を受けているわけではないのです。
三輪のトライシクルは許認可制なのですが、バイクに関しては無許可営業で、グレーゾーン(黙認されている)といえます。
それゆえに万が一事故に遭った場合は、ほぼ確実に何の保証も受けられないでしょう。(実際、私のフィリピン人の友人は、転倒して腕を怪我しましたが、自腹で病院にかかりました。)
日本と比べると保証額は少ないのですが、タクシーは強制保険への加入が義務付けられています。事故リスクは、バイクの方がはるかに大きいと思われます。
私は、大渋滞で全然動かないようなときに、渋滞をすり抜けるくらいで大きな事故になりそうもないときだけ使っていました。
- バイクタクシーのおじさん
- 山道に入ります。ちゃんと舗装されています。
- うちの近所より、いいくらいです。
- こんな山道、親子で歩いています。
- こういうシーンをみると、ヒヤッとします。
- つい最近も、セブ島のバランバンで、バイクに乗っていた2人が、ピックアップトラックと衝突し死亡した事件がありました 「Two dead after pickup truck collides with motorcycle」(2021/04/05 Inquirer.net)
- 景色が良さそうです。
- こんな山道でも、自転車が走っています。
- ほんとうに快適な道が続きます。
- 着きました。1人でも、2人でも100ペソです。(日本円への換算はヴィジェットのレート表を御覧ください)
- 実家の家では、ネットは最近、使えるようになったそうです。
- しかし、普通の携帯電話の電波は外の通りに出ないと受信できません。
- 家族は、親友(カティ)の子どもたちや従姉妹家族もいます。
- 家は、サリサリストアとカレンデリアをしており、家族で手伝います。
- 従姉妹の娘さん。とっても明るい。
- ここがサリサリストア兼カレンデリア
- 親友(カティ)の娘さん
- やっぱり子どもたちはTikTokが人気のようです
- バイバイ
- 帰りはもう夕暮れです
おわりに
この投稿の内容は、ユーチューブ動画「【フィリピン セブの日常】妻の幼なじみの帰郷(バイクタクシーで山あいの家へ)/SIMPLE LIFE IN CEBU,PHILIPPINS Vlog #4」に投稿されていますので、よろしければご覧ください。https://youtu.be/ZtyOZ6MdQ0E
また、現在、6本投稿しています。今後も続けていきたいと思っており、チャンネル登録していただけたら励みになりますので、よろしくお願いいたします。
さて、タクシー事業の方で、展開がありました。
現在、セブのオペレーター(オーナー)のなかには、バウンダリーの減額や、ラッキングバウンダリー(ドライバーがバウンダリーを全額支払えない)を嫌がり、そういったドライバーには運転させず、運休するケースが増えているようです。
経営に余裕がある、大規模オペレーターでも、何十台とか、何百台とか運休しているケースもあるとのことです。
そのようなタクシー業にとっては厳しい状況のなか、あるオーナーさんから1台分のフランチャイズを売りたいという話がありました。
セブのタクシーは、コンソリデーションというフランチャイズを10台以上にまとめる手続きが終わり、10台未満の小規模オペレーターは、協同組合に加入するしか方法がないのですが、その手続き期限もあり、他に持っている飲食店の経営状況の影響もあり、事業を続けず手放したいということでした。
私の方も、収入が厳しい中で、7年前に購入した車両の更新費用を蓄えなければならないという状況ではありますが、一方で、車両を増やしたほうが、スケールメリットが働くという利点もあります。
しかし、私が7年間振り回された、コンソリデーション完了後に車両を追加するというのは、初めてのことであり、リスクもあります。
悩んだ末、フランチャイズを購入することに決めたのでした。
このお話は、「タクシービジネス備忘録4月編」で投稿したいと思っています。
コロナさえなければ、もう少し順調にいったはずなのですが、一体どうなることか。ただ、私より、もっと翻弄され、大変な思いをされている方も多いと思うので、とにかく、やれることをやるだけと思っています。
マニラ首都圏は4月12日からECQからMECQに変更になるとのこと(4月末まで)。「Metro Manila, six provinces to shift to MECQ」(2021.04.11)←リンク切れ
詳細は、明日、説明があるとのことですが、午後8時から午前5時までのカーフュー(curfew:夜間外出禁止令)がMECQの期間実施されるとの記事もありますので、経済的に厳しい状況は続きそうです。