<2024.08.15追加>「ニノイ・アキノ記念日」の変更(8月21日(水)→8月23日(金))」
マルコス大統領は8月15日に、「ニノイ・アキノ記念日」の祝日を8月21日(水)から23日(金)に変更する大統領令を発表しました。
8月26日(月)の「英雄の日」の祝日は変更ありません。これにより官公庁などは週末を挟んで4連休となります。
今回のように、フィリピンでは、急に祝日等が設定されたり、期日が変更される場合があるのでご注意ください。
《参考》
「【領事班からのお知らせ】当館休館日の変更について」(在フィリピン日本国大使館 2024/08/16)
「Marcos moves Ninoy Aquino holiday to Aug. 23, 2024(マルコス大統領、ニノイ・アキノ大統領の祝日を2024年8月23日に変更)」(GMA NEWS 2024.08.15)
2024年定休日及び特別休業日
マラカニアン(大統領官邸)は 2023年10 月 13 日金曜日、来年の定休日と特別休業日のリストを発表しました。
フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は、2024年の定休日と特別休業日を明記した布告368号に署名しました。
People Power アニバーサリーは含まれません
このリストに、マルコスの父親である故フェルディナンド・マルコス・シニア大統領の数十年にわたる統治を終わらせた出来事である「EDSAピープルパワー革命」の記念日(エドゥサ革命の日:EDSA People Power Revolution Anniversary)(2月25日)が含まれていなかったことは注目されます。
マラカニアン(大統領官邸)は、2024年2月25日が日曜日に当たるためと述べました。
「この日はほとんどの労働者の休息日と重なるため、このような日を特別な非ワーキングホリデーとして宣言することによる社会経済的影響は最小限である」と声明で述べられました。
さらに、大統領府は「EDSAピープルパワー革命の記念を尊重し続ける」と付け加えました。
イスラム教の祝日
「Eid’ul Fitr(イスラム教断食明け大祭:イード・アル=フィトル)」と「Eidul Adha(イスラム教犠牲祭:イード・アル=アドハー)」を遵守するための国民の祝日の宣言は、イスラム暦(ヒジュラ)または太陰暦に従ってイスラム教の祝日の日付が決定された後に公布されます。
「フィリピンイスラム教徒に関する国家委員会」が、適切な時期に大統領府に勧告します。
「Regular holidays, special non-working days for 2024 bared」(PRESIDENTIAL COMMUNICATIONS OFFICE 2023.10.13)
「LIST: Philippine holidays in 2024」(Rappler 2023.10.13)
一覧表
祝日等の種類
祝日. Regular Holidays
特別休業日. Special (Non-Working) Days
追加特別休業日. Additional Special (Non-Working) Days
日付(2024年) | 曜日 | 祝祭日名称 (日本語) | 祝祭日名称 (現地語) | |
---|---|---|---|---|
1月1日 | 月 | 新年 | New Year’s Day | 祝日 |
2月9日 | 金 | 中国旧正月 | Chinese New Year | 特別休業日 |
2月10日 | 土 | 中国旧正月 | Chinese New Year | 追加特別休業日 |
3月28日 | 木 | 聖木曜日 | Maundy Thursday | 祝日 |
3月29日 | 金 | 聖金曜日 | Good Friday | 祝日 |
3月30日 | 土 | 聖土曜日 | Black Saturday | 追加特別休業日 |
4月9日 | 火 | 勇者の日 | Araw ng Kagitingan | 祝日 |
未定(2023年は4月21日) | イスラム教断食明け大祭 | Eid'l Fitr | 祝日 | |
5月1日 | 月 | メーデー | Labor Day | 祝日 |
6月12日 | 月 | 独立記念日 | independence Day | 祝日 |
未定(2023年は6月28日) | イスラム教犠牲祭(※) | Eidul Adha | 祝日 | |
8月23日 | 金 | ニノイアキノ記念日 | Ninoy Aquino Day | 特別休業日 |
8月26日 | 月 | 英雄の日 | National Heroes Day | 祝日 |
11月1日 | 金 | 諸聖人の日 | All Saints’ Day | 特別休業日 |
11月2日 | 土 | 追加特別休日 | additional special non-working days | 追加特別休業日 |
11月30日 | 土 | ボニファシオ記念日 | Bonifacio Day | 祝日 |
12月8日 | 日 | 無原罪の聖マリアの祝日 | Feast of the Immaculate Conception of Mary | 特別休業日 |
12月24日 | 火 | クリスマス・イブ | 追加特別休業日 | |
12月25日 | 水 | クリスマス | Christmas Day | 祝日 |
12月30日 | 月 | リサール記念日 | Rizal Day | 祝日 |
12月31日 | 火 | 年末特別休日 | Last Day of the Year | 特別休業日 |
変更点等
- 2023年は1月2日を「親戚を訪問し、その家族と過ごす」というフィリピンの伝統を考慮して「追加の特別休休業日」としたが、2024年は設定されていない。
- 2023年は中国の旧正月は祝祭日でなかった(2022までは指定)が、2024年は追加特別休業日(2月10日(土)) となっている。
- 2023年では「勇者の日(Araw ng Kagitingan)」(祝日)は、4月9日が日曜日のため、最も近い月曜日である4月10日(月)に移動されたが、2024年は平日の4月9日(火)に設定されている。
- 2023年は「ボニファシオ デー(Bonifacio Day)」(祝日)は 11月30日(木)に最も近い月曜日である 11月27日(月)に移動されたが、2024年は11月30日が土曜日であり、そのまま設定された。
- 2023年は12月24日(土)のクリスマスイブは特別休業日等には設定されていなったが、2024年は追加特別休業日(火)とされた。一方、2023年は12月12日に、クリスマス(12月25日(月))の翌日である12月26日(火)を特別休業日とする宣言を交付したが、2024年では、休業日には設定されていない。
備考
注意点
フィリピンでは、直突然(数日前)、特別休業日がアナウンスされる場合があります。役所や銀行は閉まってしまうので注意が必要です
追加特別休業日
11月2日の追加特別休業日は、フィリピンでは「死者の日(All Souls’ Day )」として、お墓参りが行われる日です。
イスラム2大祝祭
「イスラム教断食明け大祭(Eid’l Fitr)」「イスラム教犠牲祭(Eidul Adha)」は日程は未定で、別途定められます。
ホーリーウィークのモールの営業
ホーリーウィーク
ホーリーウィークについてはこちらを御覧ください。
ホーリーウィークの聖木曜、聖金曜日は例年SM、アヤラなどのモールは休業日となっています(2023年は4月6日、7日)。モール以外も多くの店が休みとなるのでご注意ください。
ただし2023年はスーパーマーケットはSMモールは6日、7日も営業、アヤラは6日は休業ですが7日は営業しています(営業時間は短縮)。
(参考)2023年営業時間
SMシティ・モール
月‐水 午前10:00~午後9:00
木‐金 休業
土‐日 午前10:00~午後10:00
SMシティ・モール スーパーマーケット
月‐水 午前10:00~午後9:00
木‐金 午前9:00~午後6:00
土‐日 午前10:00~午後10:00
アヤラセンターセブ
月‐水 通常営業
木‐金 休業
土‐日 通常営業
クリスマス、年末年始(モールの営業など)
注意点
メトロセブなど都市部では12月に入ってクリスマスをピークに、年末年始まで、普段の渋滞がさらにひどくなります。道路工事や事故、雨などの影響があるとさらに大変な状態になります。
観光などでいらっしゃる場合は十分時間に余裕を持ったスケジュールを立てることをお勧めします。
また、このシーズンは犯罪も多く発生するので、スリや置き引き、スキミングなど十分にご注意ください。偽札も出回るのでおつりを受け取る際は確認してください(知らずに使ってしまうと面倒なことになるかもしれません)。
年末年始の防犯などについてはこちらを御覧ください。
モールの営業時間
フィリピンでは、年末年始も多くのモールやショッピングセンターは営業時間の短縮等はありますが、営業は行っています。
以下は2023年末及び2024年当初のSMシティモールとアヤラモールの営業時間です。
SMシティ・モール
12月1日‐23日 午前10:00~午後10:00
12月24・31日 午前9:00~午後7:00
12月25日‐30日 午前10:00~午後10:00
1月1日 午後12:00~午後10:00
SMシティ・モール(スーパーマーケット)
11月24日‐30日 午前10:00~午後10:00
12月1日‐22日 午前8:00~午後10:00
12月23日 午前7:00~午後10:00
12月24日 午前7:00~午後8:00
12月25日 午前10:00~午後10:00
12月26日‐28日 午前8:00~午後10:00
12月29日‐30日 午前7:00~午後10:00
12月31日 午前7:00~午後8:00
1月1日 午前10:00~午後10:00
アヤラセンターセブ
12月13日‐14日 午前10:00~午後10:00
12月15日・23日 午前10:00~午後12:00
12月16日・22日 午前10:00~午後10:00
12月24日・31日 午前10:00~午後7:00
12月26日・30日 通常営業
12月25日・1月1日 午前12:00~午後9:00
詳しくは、各モールのフェイスブックで案内されるのでご確認ください。
SM City Cebu https://www.facebook.com/smcitycebuofficial/
Ayala Center Cebu https://www.facebook.com/AyalaMallsCebu/
Ayala Malls Central Bloc https://www.facebook.com/AyalaMallsCentralBloc
セブ関連の祝日等
セブ州設立記念日(Cebu Province’s Foundation Day)
2024年8月6日(火)は「Cebu Province’s Foundation Day(セブ州設立記念日)」で祝日です。
根拠:共和国法第7698号、1994年4月29日「August Six has been celebrated as the foundation day of the Province of Cebu(8月6日はセブ州の建国記念日として祝われます)」として「この日をセブ州の特別休業日(a special nonworking public holiday)と宣言されています。
「総領事館からのお知らせ】当館休館日(2024年8月6日(火))のお知らせ」(外務省海外安全ホームページ)
「AN ACT DECLARING AUGUST SIX OF EVERY YEAR A SPECIAL NONWORKING PUBLIC HOLIDAY IN THE PROVINCE OF CEBU(セブ州において毎年8月6日を特別休業日とする法律)」(Supreme Court E-Library)
オスメニヤの日(Sergio Osmena Sr Day)
2024年9月9日(月)は「Sergio Osmena Sr Day(オスメニヤの日)でセブ州は「特別休業日」、その他の地域は「ワーキングホリデー」です。
「【総領事館からのお知らせ】当館休館日(2024年9月9日(月))のお知らせ」(外務省海外安全ホームページ)
Republic Act No. 6953 declares September 9 of every year as a special non-working public holiday in the Province of Cebu and a special working public holiday in the rest of the country, in honor of the late President Osmeña.(共和国法第6953号は、故オスメニャ大統領に敬意を表し、毎年9月9日をセブ州では特別休業日、その他の地域では特別ワーキングホリデー(※)と定めています。)「145th Birth Anniversary of Pres. Sergio Osmeña, Sr.」(NATIONAL LIBRARY OF THE PHILIPPINES )
(※)ワーキングホリデーは政府によって定められた祝日で、従業員と雇用主がその行事に関連した活動に参加することが奨励されます、給与計算で通常の労働日と同様に扱われるため、雇用形態によっては「ノーワークノーペイ」が適用されるとともに、追加給与や割増賃金は発生しません。
シヌログ(セブ)
シヌログは今から460年以上前、ポルトガル人の探検家フェルディナンド・マゼラン一行によってキリスト教がもたらされたセブ島で、希望と幸福への祈りの一環として始められたフィリピンで最も有名なフィエスタ(お祭り)の一つで、サントニーニョ(幼きイエス)の像を抱えたダンサーたちが、軽快なドラムに合わせて「Pit Senor! Viva Sto. Nino!(お力を、セニョール!サント・ニーニョ、万歳!)」と叫びながら繰り広げるストリートダンスが見どころです。1月20(土)と22日(日)にパレードが行われます。
2024年の発表されている日程と、昨年の交通規制は下記の通りです。
パレードなどが行われるメイン会場が、2023年から従来のセブ市中心地からSRP(サウス・ロード・プロパーティーズ)に移ったためパレード当日の交通規制による渋滞や混乱は多少緩和されていますが、大勢の観光客や参加者が訪れるため、市内の混雑は相当なものなので、ご注意ください。
賃金
割増賃金
※「祝日(The regular holidays)」と「特別休業日Special(non-working)days」では給料の割増率が異なります。
賃金に関しては下記のDOLE(労働雇用省)の通知等を参考のこと。
<参考ウェブサイト>
「DOLE releases October, November holiday pay rules(DOLE、10月と11月の休日給与規定を発表)」(Philippines Information Agency 2023/12/17)
「DOLE to employers: Observe proper holiday pay rules amid pandemic(DOLE から雇用主へ: パンデミック下では適切な休日給与規則を遵守してください)」(DOLE 2021/10/28)
「フィリピン投資制度 外国人就業規則・在留許可、現地人の雇用『現地人の雇用詳細』」(ジェトロ2022.11.1)
「フィリピンの労働法に関する基礎知識」(オフショアマネジメント 2022/12/10更新2022/12/18)
「フィリピン労働法(基礎編):フィリピンの労働時間と割増賃金は?」(フィリピンコンサルティングファーム 2019/07/17)
「【経営者必見!】休日・祝日時の割増賃金について。計算方法は?」(東京コンサルティンググループ 2020.3.26)
休日の追加・変更(実施済み)
2月9日(金)特別休業日(旧正月)
フェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領は金曜日、旧正月を祝うために2024年2月9日を特別な非ワーキングホリデーとして宣言した。
マルコス大統領は布告第453号を通じて、国民が「長い週末の恩恵を享受できる」よう、2月9日を特別休業日として追加した。
中国の旧正月の祝賀は2024年2月10日土曜日であり、マラカニアン市も2023年10月に発令された布告第368号により、この日を特別な非ワーキングホリデーとして宣言した。
「Palace declares February 9 special non-working day for Chinese New Year」(PRESIDENTIAL COMMUNICATIONS OFFICE 2024.01.19)
「February 9 declared as special non-working holiday for Chinese New Year(2月9日は旧正月のための特別休暇として宣言されました)」(Philstar 2024.01.19)