セブで始めたタクシービジネスについてーその2

 

  セブ市内を走る馬車です。

 

前回に引き続き今日も私がセブで始めたタクシービジネスについてお話しします。

思えば8月6日にブログを始めてはや三か月経ち、やっとタイトルのキャッチフレーズである「小さなタクシー屋さん」について書くことになります。普通の日記も三日坊主で一か月も持ったことないのにとりあえずまだ続いてます。無理せず続けていきたいと思います。

セブでビジネスやるなら不動産関係?

といっても多くの友人のフィリピン人からは日本人向けの投資目的等の不動産というよりかはローカルな家賃収入を得るビジネスを多く勧められました。

初心者でもできるビジネスなんてあるわけない、そんなものがあれば皆やってるわけですが、私の場合、何かをしたくてフィリピンに来たわけではなく、まずこのセブの地に住みたいと思った後に収入を得るために何かしなくてはというものでした。しかし現地語はもちろん英語さえ旅行英語を習いに来たばかりの状態でいきなりビスネスというのはどう考えても無謀です。

とりあえず日本人向けの仕事を探して働いてみるという選択肢もあったかもしれませんが、その時は、ダメなら勉強代と思えるくらいの範囲でとにかく何かやってみよう、というか実際に体験しなければ始まらないという気持ちでした。

英語学校に通っていたのですが卒業してからも実家が果物農家の先生に頼んで見学させてもらいに行ったりもしました。その後もいろいろな人にどんなビジネスが良いか聞きまくったのですが9割以上は一軒家、コンドミニマム、ドミトリー経営、いずれにせよ不動産関係を勧められたような気がします。

これは常識的にまっとうな考え方だと思います。セブでは人口がどんどん増えていて地価も右肩上がりです。日本の高度成長期前に土地を買った人はその後のバブルまでに大きな資産を得たでしょうし今でも不労所得を得られているかもしれません。

私の弁護士は今後値上がりしそうな郊外の土地をあちこち買ってます。彼の後ろをついて行けば間違いないような気がしています。

今の人口密度はどれくらいなのだろうか?セブは土地も限られているのでこの調子で人口が増えたら10年後の住宅事情はどうなっているか心配になります。今でも売り手市場で不動産の家主は強気です。

とはいえ現実的には、外国人には大きな問題があります。日本では外国人の土地の買い占め問題がニュースなったりしましたがフィリピンでは個人では土地を買えません(コンドミニマムは外国人名義でも一応購入できるようで私も結構声をかけられ実際に何軒か見学に行きました)。

奥さん名義で土地を買ったが離婚(正確にはキリスト教の関係で離婚という制度はなく結婚してなかったことにするのですがこの話は別の機会に)したら全部奥さんに持っていかれるというケースがあるようですので要注意です。

ブログではときどき私の将来の夢をお話ししていますが「セブシティに会社でアパート兼ゲストハウスのようなものをつくり日本人とフィリピン人のコミュニティをつくり、そこに住みたい」(カミさんとは別れませんが)などと思っています。ただ、不動産は日本と比べれば安いとは言ってもやはり高い買い物であることは確かです。

 

タクシービジネスは無謀?

私がタクシービジネスを考え始めたころ一人のフィリピン人の奥さんを持つ日本人の方と知り合いました。リタイア後に移住を決めアパート経営をしようとちょうど建築中の時でした。この方にタクシービジネスのプランをお話ししたら、「無理」と即答されました。

「建築中のアパートは可能な限り立ち会っている。見てないと手抜きをするしサボる。(手抜き工事の問題は日本でもありますね)。タクシーなんてドライバーに車預けて大丈夫なわけがない。盗んで売っ払われるのが落ちだ」というような感じです。

実際にそのような問題はあったようです。この対策なのか新車購入の際はLTFRB(Land Transportation Franchising And Regulatory Board 運輸省)及び警察にエンジンと車体ナンバーの写しを提出します。実効性があるかどうかは分かりませんが、一応、少なくともそのままでは中古車としては販売できないような対策は取られています。

とはいえ昨日もお話しした通り新品のタイヤやバッテリーなどの装備品あるいはドライバーでなくとも強盗や車の盗難に会うリスクは日本のタクシービジネスより大きいでしょう。日本でも時々タクシー強盗やドライバーが殺されたりといったニュースを耳にするのですから。

タクシーは非常時にドライバーがスイッチを押すと屋根のランプが点滅して周りに知らせます。これは日本でも同じだそうですが一度だけセブで見かけたことがあります。周りの人が集まっていったのですが(強盗で銃とか持っていたら危険だと思うのですが)結局誤作動だったようです。

セブではまだドライブレコーダーを搭載しているタクシーは少ないですが、私のところはなるべく早い時期につけたいと思っています。ただ、セブで今までに買った電化製品の品質と壊れ具合を考えるとしっかり選ばなくてはと思います。

ちなみにセブに来て一年くらいしてちょうど気が緩んだころKFC(ケンタッキー)でバッグから現金やカード等をごっそり盗まれたことがあるのですが(幸い現金以外は捨てられていて全部戻ってきました)、警察の現場検証があったのですがKFCの防犯カメラは壊れていました。ネズミが屋根裏の配線などをかみ切るといったことが多いそうです。

 

↑これはダバオに行った時の写真。GRABタクシーだけでなくほかのタクシーも派手だったような。セブは基本白です。

でもセブでは結構多くの外国人経営のタクシーが走っている

セブに来るとKENタクシーとそのグループのYOOタクシーを必ず見かけるでしょう。KENタクシーに乗ると私が日本人ということもあり、話をすることもあるのですが、これはドライバーによって違うのですが(※)現在合わせて2千台くらい保有しているとのことです。セブで最も多く見かけるタクシーの一つだと思います。一人の日本人がたまたま乗ったタクシーのドライバーと意気投合し、やがてその娘さんと結婚して数台のタクシーからスタートしたサクセスストーリとして知られていると聞いたこともありました。

※このブログにおいては情報はなるべく正確にとは心がけております。しかし「日記」の項目においてはあまりに怪しい情報以外はなるべく飾らず生のセブの話をしお話ししたいので、人づての話もそのまま載せております。間違っていた場合はご容赦ください。ご指摘があれば訂正いたしますのでコメントに投稿くださいますようお願いします。

 

他にもセブで結構よく見かける「DrJ」は中国人とフィリピン人のメカニック、「タイガータクシー」はヨーロッパ人だかアメリカ人(つまり欧米人です)とフィリピン人奥さんと始めたそうです(ちなみに中国人系のフィリピン人となるとフィリピン経済においてかなりの影響力を持ているとよく聞きます)。もっともどちらも最近パートナーが分かれ分割したそうです。ずっと円満にというのは難しいようです。そういうときの着地点も考えておく必要があるのかも知れません。

参入しやすく一つのフランチャイズで複数台持てた時代もありこのころに始めて適切なマネジメントを行い、利益をちゃんと投資していった会社はその後大きくなったようです。

一方、今まで私が買ったタクシーは元のオーナーが手放したわけです。もうかる商売なら売らないだろうと疑問を持ちます。十年以上前に安く購入したフランチャイズを高く売って別のビジネスを広げたいという人もいればマネジメントに失敗して利益が出ないという人もいました。詳しくは次回にお話ししたいと思います。

 

これはあくまで私の経験からくる主観的な印象ですがフィリピン人の過半数(8割以上かもしれません)は労働者として働くよりは自分でビジネスを持ちたいと思っています。そしてなぜか皆自信たっぷりです。

比較的低所得の家庭であっても外国人を配偶者に持つとその日から生活が一変します。家族のうちだれかはビジネスをしたいと考えます。サリサリストア(個人経営の雑貨屋みたいなものです)やカレンデリア(私のブログのタイトルにもなっていますが個人経営の庶民向けの小さな食堂です。このブログのタイトルバックの写真のように軒先でひらく屋台みたいのもあります。トロトロともいうようですが私のかみさんに聞いたらカレンデリアといってました)、インターネットカフェなどが定番でした。

5年くらい前まではタクシーも比較的新規でも参入しやすくそのひとつだったようです。セブでも実際にタクシーを数台保有している日本人の方にお会いしたことがあります。その方にも「タクシー経営は大変だからやめたほうがいいよ」とアドバイスされましたが。

飲食店などは外国人経営であることを宣伝するメリットはありますが、タクシーの場合はデメリットの方が大きく奥さん名義であればフィリピン人経営で押し通したほうが良いケースが多いので(交通事故処理の場合など)、意外と実は外国人でタクシー経営をしている人いるのではないかと思っています。

 

それでも参入してみました。

そんな忠告もあったのですが、なぜタクシーを選んだかというとまずは消去法で飲食店は全く経験もないですし不動産は大きな買い物でちょっと不安だったことがあります。

タクシー一台なら勉強代というのもありますし、フランチャイズは不動産以上に値上がりしており、新車を買ってもフィリピンは中古車価格が高くタクシーであってもそこそこ値が付くのでいざ手を引いてもむしろ利益がでるのではくらいという位の見込みでした。

そして運よくマニラでやはり小規模のタクシー経営をされている日本人の方にお会いすることができ、基本的なマネジメントなどのアドバイスを受けることができたので踏み切ることができました。大雑把にいうと「一にドライバー、二にメカニック、それらをひっくるめてマネジメント。」という感じでした。これらは実践していろいろ実感することがありますがそれはまた次の機会に。

とはいえ、最初はとりあえず1、2年をめどにやってみようという感じでした。正直なところその後は成り行きで、昨日お話ししたようなトラブルに対応しているうちに今に続いている感じです。

そしてこれも前回お話ししたようにLTFRB(Land Transportation Franchising And Regulatory Board 運輸省)がフランチャイズの名義変更事務を停止してしまった今、やめようにも辞められない状況になってしまいました。

このあと次回はフィリピン(セブ)でローカルなビジネスを行う上でマネジメント体制、苦労している点や、どこを押さえたらいいのだろうと考えていることなど。避けては通れないフィリピン人との付き合い方、ぶっちゃけタクシービジネスって経営的にはどうなのかなどについてお話しようと思っています。

 

今朝(早朝)はすごい豪雨で一階は浸水していましたが熟睡して全く気が付きませんでした。道路はグチャグチャ。つくづく日本は隅から隅までよく整備されているなあと感心します。

ではまた明日。

 

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